人気メゾンのリストランテの新たなスペシャリテを堪能する アルマーニとグッチが擁する美食の殿堂。食体験を通してイタリアンラグジュアリーを表現する2店が、新たなシェフを迎えてフレッシュなスタートを切っています。
グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ

「ブルスケッタの再構築」。トマトのチュイルの下に薔薇に見立てたみる貝。そこにうまみのあるトマト塩麴ソースを流して。
遊び心溢れるアートのエッセンスを感じて
日本文化と芸術をこよなく愛する新ヘッドシェフ、ラファエラ・デ・ヴィータさんは、イタリアの伝統料理を和のうまみを生かしながら再解釈。
ラファエラ・デ・ヴィータさん南イタリアのフォッジャ出身。イタリアで研鑽を重ねた後、2017年東京へ移住、22年から「グッチ オステリア」のシニアスーシェフ。25年春から現職。
グッチらしいポップな色彩とプレゼンテーションも魅力です。監修の世界NO.1シェフ、マッシモ・ボットゥーラさん同様に、サステナブルな視点を生かした料理で革新に挑んでいます。
「カルボナーラ」はパスタをゆで上げる際に昆布とペコリーノチーズのだしで仕上げ、卵黄の味噌漬けをボッタルガのように削った日本らしい品。
天然真昆布の上質なだしでパスタにうまみを加えたり、イタリアの白いんげん豆(カンネッリーニ)で味噌を自家製してヴィーガンのソースを作るなどのアイディアも。
「リガトーニ アカザ海老」は、ハーフサイズのリガトーニにスカンピのタルタルを立体的に盛りつけ、自家製のわさび菜オイルでドットをあしらい、ナスタチウムをリズミカルに飾って。以上2皿は秋のメニュー。
「休日は愛猫と音楽を聴きながら絵を描くのが趣味」というラファエラシェフ。アーティスティックな料理の盛りつけや彩りにも才能の片鱗を感じることができます。

グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 東京都中央区銀座6-6-12 グッチ並木4階
TEL:03(6264)6606
(営)ランチ11時30分~15時(14時LO)、ディナー18時~23時(22時LO)
月曜定休
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「アルマーニ/リストランテ」新エグゼクティブ シェフ ブルノ・昼間さんの凜としたミニマル&エレガンスが光る→家庭画報2025年11月号別冊付録より。