新エグゼクティブ シェフのブルノ・昼間さんの凜としたミニマル＆エレガンスが光る「アルマーニ／リストランテ」

人気メゾンのリストランテの新たなスペシャリテを堪能する　アルマーニとグッチが擁する美食の殿堂。食体験を通してイタリアンラグジュアリーを表現する2店が、新たなシェフを迎えてフレッシュなスタートを切っています。

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アルマーニ／リストランテ

「キンキ スペックソース」は備長炭で焼き上げた後、国産の肉桂の枝でスモークして芳香をまとわせ、キンキのだしとイタリアの生ハム「スペック」のソースを添えて。

凜としたミニマル＆エレガンスが光る

新エグゼクティブ シェフのブルノ・昼間さんが目指すのは、シンプル・エレガンスで上質を表現するメゾンの哲学そのままに、時代も国境も超えた食材のおいしさ。

ブルノ・昼間さん

スペイン出身。2010年に来日、函館のフレンチレストランで働く。18年、ミシュラン2つ星の「スリオラ」へ。同店スーシェフを経て、21年に「アルマーニ／リストランテ」へ。24年冬から現職。

旬を反映するその研ぎ澄まされたスタイルに注目が集まります。得意の炭火焼きで仕上げるのは、第二の故郷ともいえる函館からの魚。焼きたての皮目がカリッと、身はジューシーな食感に仕上がっています。

「ハラミ バルサミコソース」は福岡産の和牛を外はパリッと、中はレアにプランチャ（鉄板）で焼き上げ、モデナ産のバルサミコ酢を使ったソースと共に。

シンプルながら目にも美しい盛りつけは、端正な仕事に裏打ちされています。日本食材を主にしながらも、どこか一点はイタリアの食材を使い、イタリアらしい味を心がけているそう。

「リンゴ」はりんごのスライス、ソースとソルベをリコッタチーズのムースでさっぱりと。

イタリアとは「海続き」のバルセロナで育った昼間さんの料理の根底には、地中海を渡る風が吹いているようです。

アルマーニ／リストランテ

東京都中央区銀座5-5-4　アルマーニ／銀座タワー10・11階
TEL：03（6274）7005
（営）ランチ11時30分～15時（14時LO）、ディナー18時～23時（20時LO）
日曜・月曜定休

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家庭画報2025年11月号別冊付録より。