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発酵や麴を核とする養生の料理を古民家の趣とともに。日本料理店「MUBE」

2025.10.16

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EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。記事一覧はこちら>>

MUBE

洛北の山裾に広がる静謐な地・玄琢にたたずむ築150年の古民家を2年かけて改修し、8月にオープンした日本料理店「MUBE」。

建物の古材を生かした開放的なカウンター席。

建物の古材を生かした開放的なカウンター席。


建物の趣や歴史を残しながら生まれ変わった空間は静かな時が流れ、カウンターからは自然の息づかいが感じられる庭を一望できます。

食材を無駄にせず、すべてを生かしきることを信条とする泉 貴友さん。

食材を無駄にせず、すべてを生かしきることを信条とする泉 貴友さん。



店主の泉 貴友さんは京都の「じき宮ざわ」に14年勤め、うち10年間料理長として店を牽引した実力者。「ただおいしさを追うのでなく、自然の恵みに感謝しながら養生や癒やしの要素を取り入れた食事を楽しんでいただきたい」と語り、生まれ故郷の滋賀・長浜に残る郷土料理や古い知恵から生まれた発酵文化に、京都で培った技術や美意識を重ね、独自の料理を展開しています。

手前から、葉わさびの醬油漬けと野生の麦麴の梅酢であえた「鯛の刺身」、余分なものをそぎ落とし、秋の味覚を際立たせた「銀杏豆腐と松茸のお椀」。

手前から、葉わさびの醬油漬けと野生の麦麴の梅酢であえた「鯛の刺身」、余分なものをそぎ落とし、秋の味覚を際立たせた「銀杏豆腐と松茸のお椀」。


魚醬などの自家製調味料や麴を自在に取り入れ、時にシンプルに滋味深く、時に複雑なうまみを生み、伝統と進化を細やかに両立。

滋賀の伝統的な鍋料理の「じゅんじゅん」から着想した「天然鰻とごぼうの養生鍋」。大根の鬼おろしをからめて味わうと、だしのうまみがじんわり感じられる。琵琶湖の湖魚と近海の魚、自然栽培された野菜が食材の主役。

滋賀の伝統的な鍋料理の「じゅんじゅん」から着想した「天然鰻とごぼうの養生鍋」。大根の鬼おろしをからめて味わうと、だしのうまみがじんわり感じられる。琵琶湖の湖魚と近海の魚、自然栽培された野菜が食材の主役。


料理の多くは目の前で仕上げ、秋には滋賀の伝統的なすき焼き風の鍋「じゅんじゅん」をアレンジした一品などが供されます。想いを通わせながら選んだ現代作家の器や、自然派ワインのペアリングを楽しめるのも魅力です。コース昼1万7600円、夜2万8600円、要予約。

屋号は350坪の庭にかつて自生していた「郁むべ子」の実に由来。

屋号は350坪の庭にかつて自生していた「郁子(むべ)」の実に由来。

MUBE

京都市北区大宮玄琢北町11-1
TEL:075(384)9987
(営)12時、18時30分(ともに入店)
不定休

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