〔特集〕[香川・岡山・広島・愛媛]初夏の海街へ 瀬戸内ブルーに涼を求めて 瀬戸内にはいくつもの「特別」があります。穏やかな海に島々が浮かぶ大らかな絶景、取れたての夏の美味、人気ホテルの眺めのいい部屋、神宿る清浄なるパワースポット……。たくさんの魅力の中から、厳選してお届けします。俳優・松下奈緒さんの倉敷美観地区の旅もお楽しみください。
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伯方島(はかたじま)で出合う、人生を変える寿司
赤吉(あかきち)【愛媛 伯方島】
伯方島の住宅地にあるこの店のわずか6席に、世界中の食通の熱視線が注がれています。
厳しい仕事ぶりとは裏腹に、笑顔が優しい赤瀬さん。
供されるのは鯛、いか、あじ、いさきなどの誰もが知る魚ですが、口にした人が皆、「今まで食べてきた魚の味と違う」と驚きます。「本当の魚の味は、これなんです」とご主人の赤瀬淳治さん。
握り。前列左から、いか、鯛、白甘鯛。後列左から、えんがわがのったほしがれい、車海老、肝がのったかわはぎ。
隣の大島を拠点に、“神経締め” と丁寧な仕立てで全国の料理人から注文が殺到する漁師の藤本純一さんとは、約20年ともに研鑽を積んできた仲。その藤本さんが最高と見込んだ魚の味を、赤瀬さんの包丁が存分に引き出します。
毎朝藤本さんから届く、旬の瀬戸内の魚。取った船の上で神経締めをした後で丁寧に仕立てられた藤本さんの魚は、驚くほどの艶と弾力がある。
「この味は、熟成からくるものではなく、新鮮な魚そのものがもつうまみなのです」。ひとたび経験すると、もう後には戻れません。
手前はとらふぐのたたき。奥は名古屋ふぐのから揚げ。お造り、煮物、揚げ物、リゾット、卵焼きなどの料理と、最後に握りが10貫。メニューはその日に届いた魚次第。「瀬戸内の魚は、日本一おいしい。時間とお金をかけて食べ比べた結果なので、自信をもってこう言えます」。
2026年には、藤本さん、赤瀬さんはじめ数人の料理人とともに、オーベルジュを開業予定。こちらも楽しみです。
あこ(きじはた)の中華蒸し。
赤吉住所:愛媛県今治市伯方町北浦甲1203‒8
営業時間:木曜・土曜・日曜12時~、18時~。月曜・水曜・金曜18時~
定休日:火曜
カウンター6席 おまかせコース2万7500円(季節の食材により変更あり)
※予約は、「OMAKASE」(
https://omakase.in/ja/r/ei539908)にて
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