〔特集〕愛しのカフェ「新緑、名建築、アートも楽しめる心地よいカフェ」 今、カフェは百花繚乱の時代緑溢れるテラス席が人気のカフェ、落ち着いた空間が魅力の名建築カフェ、スイーツ目当てに行きたいカフェなど、個性溢れる22軒をご紹介します。
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TOHAKU茶館【東京・上野】
応挙の障壁画は、現在2007年に最新のデジタル技術で作成された複製が設置されている。
東博での展覧会鑑賞後、必ず立ち寄りたい隠れ家的和カフェ
東京国立博物館の本館北側の庭園にある、一般公開されていなかった「応挙館」。
名古屋市郊外の明眼院の書院として1742年に建立、その後、三井物産初代社長で茶人の益田孝(鈍翁)邸内に移築され、1933年に博物館に寄贈された建物です。
応挙館外観。
襖絵が円山応挙の手によるものというこの貴重な日本家屋が、なんとカフェに。2023年の開業当初はインバウンド向けの企画だったため、今も海外からのお客様が約半分を占めています。
左・「抹茶ラテ」1400円、濃茶ソース付き「自家製お抹茶ロールケーキ」1400円。右・庭に面した縁側での一服。「お抹茶」1650円、数種類から選べる「今月のおすすめ和菓子」1000円は京都・甘春堂製。
季節ごとの自然な空気を感じながら、庭と応挙の襖絵を眺めながらいただくスイーツや食事は、格別な贅沢と言えるでしょう。
ほろ酔いランチもどうぞ

“日本中のおいしい本物を紹介する”をテーマとしたメニューは、ランチも魅力的。
「シェフのおまかせ 季節のおばんざいセット」3900円に、江戸時代の酒造りに回帰した新政酒造の「利き酒セット」3900円を組み合わせて。
TOHAKU茶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
TEL:03(3702)7744
営業時間:10時〜16時30分(16時LO)
定休日:月曜(祝日の場合は、翌火曜)
*入場には東京国立博物館の観覧料が必要。
*2027年3月末までの期間限定営業
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