原田マハさん(小説家)
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「ここぞ!」というときに、また訪れたいお鮨屋さん
●鮨處 はる駒(東京・神保町)知る人ぞ知る名店、こんな場所にこんな店が!というサプライズ感。気さくかつこだわりのご主人、そして究極の江戸前の鮨。常連客が多く集う和やかな空気感で、好きなたねを好きな順番でつまむ、至福の時間がここにあります。
住所:東京都千代田区神田神保町2-14-2
TEL:03(3511)2557
予算:2万円前後
「気軽に通いたい」お鮨屋さん
●鮨 よしの(東京・神田)人柄もよく手技も素晴らしいご主人によるおまかせコースは、めくるめくような展開で、いつも“鮨の楽園”を満喫しています。ゲストを連れてよく行きますが、ひとり残らず大喜び。内容の豪華さを考えるとコストパフォーマンスもかなりよい。毎日通いたいくらいです。
九谷焼や有田焼、京焼などの鮮やかな器も楽しみの一つ。
ご主人の西本敬一さん。
住所:東京都千代田区西神田2-3-2 牧ビル1階
TEL:050-5456-0518
予算:おまかせ2万2000円
山脇りこさん(料理研究家)
「ここぞ!」というときに、また訪れたいお鮨屋さん
●鯛政寿司(長崎・麹屋町)ふるさと長崎にゲストが来たら必ず連れていくお店です。魚にうるさい、鮮度にうるさい長崎人の私が推す、江戸前すぎない、まぐろに頼らないすし屋です。私がおそらく生まれて初めて食べた鮨で、現在のご主人のおじい様の代からお世話になっています。鮮度で勝負できる長崎の利(漁獲量全国2位)を活かして、季節の地魚を堪能できます。ふっくらと焼かれた焼き魚も絶品です。こちらへ行くために、長崎に来るという方もたくさんいらっしゃいます。
住所:長崎市麹屋町2-11
TEL:095(823)5354
予算:昼にぎりコース3850円。夜おまかせ1万2100円
「気軽に通いたい」お鮨屋さん
●菊水鮓 西店(兵庫・西明石)近くに住んでいたら、毎週でも行きたい一軒です。西店では素晴らしい瀬戸内の地魚をいただくことができます。夏の決まった時期だけ淡路島で上がるうにや、九州人にはあまりなじみのないしゃこのおいしさに目覚めました。伝助あなごも素晴らしく、まぐろに頼らない鮨の世界、瀬戸内の魚種の豊富さに感動します。
住所:兵庫県明石市松の内1-4-15
TEL:078(928)7157
予算:おまかせ1万3000円~
〈こちらもおすすめ〉
「気軽に通いたい」お鮨屋さん
●金寿司(北海道・札幌)●三寿司 菜園店(岩手・盛岡)●二葉鮨(東京・銀座)●寿司栄 総曲輪店(富山)●すし割烹 やま中本店(福岡・薬院)渡辺紗耶子さん(トーヨーキッチンスタイル専務取締役)
「ここぞ!」というときに、また訪れたいお鮨屋さん
●小松弥助(石川・金沢)森田一夫さんのお鮨を初めていただいた日のことは今でも覚えています。それまで出会ってきたお鮨とは全く違う独特な優しいお鮨で、いただいた瞬間にふんわりあたたかい気持ちに。お鮨1かんで心を動かすことができることに感動し、レジェンドと呼ばれる偉大さを実感しました。現在は次世代の方に引き継がれていますが、思い出の一軒です。
まぐろのにぎり。撮影/鍋島徳恭
いかのにぎり。撮影/鍋島徳恭
伝説の職人・森田一夫さん。2023年取材当時、91歳。撮影/鍋島徳恭
住所:石川県金沢市本町2-17-21
TEL:076(231)1001
予算:おまかせ1万円~
「気軽に通いたい」お鮨屋さん
●鮨 大地(おおち)(東京・広尾)「あ、お鮨が食べたい」と突然思い立ったときはいつも大地さんに伺います。ボリュームもちょうどよくて、追加で量を調整できるのも女性には嬉しいポイント。ご主人のお人柄も気さくで居心地がよいので、いつも自宅にいるかのようにリラックスしてしまいます。気負わずに連日でも通いたいお鮨屋さんです。
住所:東京都港区南麻布4-11-27 101
TEL:電話番号非公開
予算:おまかせ2万6400円
紹介制
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