〔特集〕東京・京都・大阪&全国各地から厳選 いま訪ねたい “鮨” の新名店 世界中の美食家たちが、鮨を楽しむ旅の目的地としてこぞって日本を訪ねる時代。職人の技が冴える鮨を私たちが本当に心地よく味わえる、新たな名店を厳選してご案内します。
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技に価格に “良心” が宿る精鋭店へ
味よし、人よし、雰囲気よし。そして価格も良心的。鮨を味わう本来の「喜び」をもたらす東西の佳店へ、春から初夏の旬を味わいに出かけましょう。
鮨 守 (東京・銀座)
快活なご主人のもと アットホームににぎりを愉しむ
左上から時計回りに、さば、あじ、うに、あなご、玉子、まぐろ赤身、こはだ、まぐろ大とろ。炭火で丁寧に焼き上げた玉子はプリンのようになめらかで、ファンが多い。
2023年6月にオープンした「鮨守」は、ご主人の気さくな人柄であっという間に人気店に。鮨の聖地・銀座にありながら、肩肘張らず、誰にとっても和やかな時間を過ごせると評判です。
鮨職人を目指して鹿児島から上京し、ホテルで和食料理人を務めた後、「銀座鮨かねさか 本店」とグループ店「すし家」で計11年間修業を積んだ橋本 守さん。
「師匠の金坂真次さんが『その人の生き様が鮨に表れる』と話していたのを覚えています。私はお客様との会話を大切にしているので、その楽しい時間によってさらにおいしく感じていただければ嬉しいです」と話します。
北海道 長万部産の毛がにの甲羅盛り(4人前)。
コースの決まった内容だけでなく、好みの鮨だねや一品料理を増やすなど、お客様の要望にも柔軟に対応。
黄身醬油でいただく、やりいかのそうめん。お酒はご主人が好きなこともあり、日本酒のほかワインやテキーラなども。
退店時にいつでも「また明日!」と見送るご主人のユーモアも、再び足を向けたくなる理由の一つです。
お持ち帰りの「太巻き」(4320円)。食事利用でなくても購入可能。
橋本 守(はしもと・まもる)1984年生まれ 射手座 O型 鹿児島県出身 座右の銘/一期一会 学生時代の部活/野球部
カウンター8席に加え、1名から利用できる個室(最大4名)も備える。
鮨守(すし まもる)住所:東京都中央区銀座7-8-14 銀座108ビル8階
TEL:03(6264)5657
営業時間:12時(入店)~14時、17時30分(入店)~22時30分
定休日:月曜
予算:昼にぎり13かん1万3200円、お鮨とつまみ1万8700円。夜おまかせ3万3000円~。
前日までに要予約。
(次回に続く。
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