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2022/10/14
「心を調える」秋 京都で新体験 第28回(全30回) 時代の変わり目、何かと心がざわめき、心が調(ととの)わないと感じる日々が続きます。今、私たちに必要なのは、心をからっぽにし、頭を整理する時間です。自分の心に、自分の人生に深く残る何かを求めて、日本の心の原点、京都に旅立ちます。前回の記事はこちら>>
秋が旬の「金木犀蜜香烏龍茶」と、台湾の伝統的なお菓子で自家製の「湯圓(タンユェン)」。
亭主の小嶋万太郎さんが営む町家宿のおもてなしの場として2020年にオープンしました。台湾でお茶を学んだ妻の慧さんと、日本茶だけでなく中国茶も提供します。
コースは90分間一棟を貸し切ってのお茶3種、お菓子2種という構成です。まずは1階で、夫妻が丁寧にお茶を淹れてくれます。その後鴨川を一望できる2階に移動し、自分でお茶を淹れながら自由に過ごせます。
お茶の準備をしてくれる慧さん。茶器の底に残った香り「杯底香(はいていこう)」の楽しみ方など、台湾のお茶文化についても教えてくれる。
「台湾では、もっと気軽にお茶が飲まれています。池半での体験を通じて、より多くの人にお茶を身近に感じてもらいたい」と話す慧さん。人目を気にせず肩の力を抜いて、じっくりとお茶を堪能できます。
コースのお茶3種は、10種ずつ用意された日本茶と中国茶から好きなものを選べる。
京都市下京区都市町143-11
営業時間 | 11時~16時 |
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定休日 | 水曜~金曜定休 |
要予約 「茶席のコース(日本茶・台湾茶)」5000円(1組1~4名様まで)
01 京都で新体験
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07 折詰に料理を詰める際のコツも。“紅葉狩り弁当”の盛りつけ手順
08 辻留 京都店主人に教わる「“紅葉狩り弁当”献立レシピ」
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16 京都在住の著者がすすめる「女性同士で行くのにとっておきのバー」
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26 町家空間でジャンルレスな料理「COPPIE(コピエ)」
撮影/本誌・西山 航 取材・文/西村晶子
『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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