料理研究家・後藤加寿子さん母娘による和食の店「日日の料理 びおら」で、旬の食材、丁寧な味を

武者小路千家の家元に生まれ、千 澄子さんから受け継いだ懐石料理と京料理への深い造詣とともに、「和の食と心」を伝える料理研究家・後藤加寿子さん。



後藤加寿子さん、すみれさん母娘。


大切に繫いできた日本の文化を、新しい時代に向けて柔軟に発信する場所を作りたいという次女のすみれさんとの共通の想いを形にしたお店を開きました。

メニューは加寿子さんのレシピをもとに、旬の食材にしかるべき手間をかけて作られる家庭料理が主役。



静岡・桑高農園のじゃがいもやコーンを使ったポテトサラダを添えた「アジフライ」1430円。奥は京都・樋口農園の「万願寺とうがらしとアスパラガスのおひたし」880円。

「“早い、簡単”がよしとされる一方で、コロナ禍を経てひと手間かけたおいしいものを家族で囲む大切さも見直されてきたように思います。肩肘張らずに、ここに来て季節を味わっていただければ」とすみれさん。



武者小路千家若宗匠好みの抹茶をたっぷり使った「抹茶ティラミス」。カフェタイムのスイーツはドリンク付きで1650円～。京都・鷹峯の山々を思わせるマーブルの層が美しい。

母娘で目利きをした日本各地の優れた食材やお菓子、若手作家の器なども随時お店で紹介予定。インスタグラム＠viola_hirooでの告知にも注目です。



漆喰や天然木材が美しいモダンエレガントな内装はデザイナーの柳原照弘さんが担当。

ランチコース3300円～、ディナーコース7700円～。アラカルトもあり。