レストラン

窓一面に広がる、琵琶湖。「湖里庵」で“旬の魚”を美しい景色とともに

初夏の「行楽昼膳」 第3回(全18回) 爽やかな風に誘われて、優雅なランチでリフレッシュ。首都圏や関西各地から日帰り遠足気分で訪ねられる距離にありながら、別世界を味わえる、個性豊かなレストランにご案内します。前回の記事はこちら>>

湖里庵 Korian(滋賀・マキノ)

湖里庵

滋賀県の海津にある「湖里庵」では、窓一面に広がる琵琶湖の眺めとともに湖の恵みがいただける。料理は「鮒の造り、鮒の子付き」。

移り変わる琵琶湖の風光とともに

湖里庵

カウンター内の焼き床で脂を落としながら焼き上げる、走りの若鮎。穏やかな湖で育った鮎は成長しても大きくならず、うまみが濃い。

春から初夏には若鮎、びわます。琵琶湖の恵みを洗練の技で

琵琶湖の景色を眺めながら京都駅から電車で1時間余り。西近江路と湖上交通の拠点として栄えた琵琶湖岸の宿場町・海津に、天明4(1784)年創業の「鮒寿し」の名店「魚治」が営む料理店「湖里庵」はあります。

2021年4月に新築された和モダンな空間からは琵琶湖を一望でき、その眺めは誰もが息をのむ美しさ。穏やかな湖面が窓一面に広がり、季節により、また光や風により刻一刻と移り変わる景色は、見飽きることがありません。

代々受け継ぐ「鮒寿し懐石」には、2年間低温熟成させたふなずしと、近隣の漁港に揚がる湖の魚が使われます。

「淡水魚は育つ環境で味が決まります。この辺りは湖底から水が湧き、琵琶湖の中で最も水がきれいで、小魚も豊富な場所。それを餌に育った鮎や鯉は、清らかな湖水の香りをまとい、身にうまみがあります」と語る7代目主人の左嵜謙祐さん。

湖里庵

「京都吉兆」で修行した左嵜謙祐さんと、奥さまの奈緒子さん。建築士の弟さんが設計した店は、テーブル席のほかカウンター6席、個室も1室ある。1日1組の宿も併設。

春は若鮎、びわます、夏はごり、秋から冬にかけてはもろこ、ひうお……さらに「伝統の発酵食を次代につなげたい」と考案されたふなずしのパスタなどの新メニューも。

琵琶湖の旬の魚と、京都で身につけた洗練の調理の技が融合して生まれた、ここまで足を運ばないと出合えない味を求めて、全国から多くの人が訪れます。

下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。

Information

湖里庵(こりあん)

滋賀県高島市マキノ町海津2307

TEL 0740(28)1010
営業時間 12時~、17時~(ともに一斉スタート) 
定休日 火曜、第1・3 水曜定休
  • 昼夜ともにコース1万4300円 要予約

料理内容や食材、産地、営業時間、定休日等は変更になる場合があります。予めご確認のうえ、お出かけください。掲載の料金は税込み価格です。別途サービス料がかかる場合があります。

撮影/伊藤 信 取材・文/西村晶子

『家庭画報』2022年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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