
キユーピーが “好きなものを 野菜と食べる”「with ベジタブル」戦略発表会を2026年8月6日(木)に開催しました。武蔵野大学ウェルビーイング学部長で教授の前野隆司さんと、野菜の料理家で国際中医薬膳師の西岡麻央さんをゲストに迎え、野菜をもっと気軽に食べる食習慣の提案と、新メニューの発表を行いました。

オープニングで登壇したのは、キユーピーで「グループサラダファーストプロジェクト」を推進する上席執行役員の北川岳史さん。日本の食卓へサラダ文化を広めてきたキユーピーの歴史や、サラダの価値を伝えていきたいという強い思いをプレゼンしました。一方で、野菜の価格の上昇や、主食のみの食事スタイルが拡大したことなどにより日本人の野菜摂取量は低迷している現実にも言及。その状況を打破するために、好きなものを“野菜と一緒に楽しむ”ことで、無理なく自然に野菜を取り入れる「with ベジタブル」戦略を発表しました。
具体的なアイディアの一つが、からあげや炭水化物といった多くの人が好む食品と野菜を「一体化」したサラダボウル。もう一つは好きなメイン料理に野菜の副菜を添える「プラス1品」スタイルで、野菜を義務感ではなく“好きなものと食べる”という、ポジティブな食スタイルを提案します。すでに一部の企業や自治体と連携し、「with ベジタブル」のコンセプトに基づいた共創が始まっています。
さらに、グループ会社のデリア食品と料理家の西岡麻央さんが共同で開発した新たなメニューを発売。サラダが日常に定着する米国のトレンドを取り入れ、酸味を生かした「香るハーブと柑橘のハーモニー 爽快サーモンボウル」と「奥深い旨味とバルサミコ酢のコク 濃厚旨辛ポークボウル」の2品を、サラダ・惣菜ショップ「デリコメール」で2026年9月18日(金)から10月1日(木)まで販売します。

共同開発者の西岡さんは「脂がのってボリュームのある魚や肉も、柑橘やバルサミコ酢といった酸味と合わせることで、最後まですっきりとおいしく食べられる」と味を説明。東洋医学では柑橘の酸味は気(生命エネルギー)を巡らせ、穀物系の酢の酸味は消化を助ける働きがあることから、「上手に取り入れることで、心を前向きに切り替えるきっかけになる」とも話しました。
味のよさはもちろんのこと、家庭ではなかなか用意しづらい多品目の食材が食べられるのもメリット。毎日の食事に無理なくサラダをプラスすることを応援します。
後半のトークセッションでは、日本における「幸福学」研究の第一人者である前野隆司さんが壇上へ。幸福感と深く関係する「幸せの4つの因子」とサラダには、多くの共通点があると指摘しました。
たとえば、食べておいしいと感じて元気になることは、幸せの4つの因子のうち「やってみよう因子」(自己実現と成長の因子)につながります。ほかにも、サラダに入る多様な食材は自分らしさを認める「ありのままに因子」に、作ってくれた人に感謝する心は「ありがとう因子」に通じるなど、サラダには幸福度アップにつながる要素があるといいます。

前野さんの研究では、サラダを食べた日は幸せスコアが上昇するという結果が出ており、“サラダを食べると幸せになる”可能性が示唆されています。「甘いものは短期的な幸福感をもたらす一方で、サラダは持続的なウェルビーイングをもたらすと考えられます。自分の体を大切にしているという感覚が、幸せにつながります」(前野さん)。
これまでも様々な野菜の食べ方を提案し、根付かせてきたキユーピー。今後は「好きなものを野菜と食べる」という、ポジティブで豊かな新しい食のスタイルが定着していきそうです。
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