全国一の桃の産地として知られる山梨県が、新たに「桃ソムリエ」認定制度をスタートしました。発足にあたり、各分野で活躍する12名が「名誉桃ソムリエ」に就任。5月22日には山梨県で就任式が開催されました。
そもそも、桃は見た目で違いが分かりにくく、一括りにされがちです。しかし硬めの食感を楽しむ品種から、柔らかで果汁あふれる品種まで、その個性は実にさまざまです。
山梨県では、品種ごとの特徴や魅力を発信し、桃の価値向上・販路拡大につなげようと「桃ソムリエ」認定制度を創設。令和8年11月には「桃ソムリエ」認定試験が予定されており、それに先立ち、シェフや生産者、インフルエンサーなど12名を「名誉桃ソムリエ」に任命しました。山梨県出身でアイドルグループ「つばきファクトリー」のメンバー、河西結心さんも選出されています。
就任式では、山梨県の長崎幸太郎知事が「80種類以上もの品種があり、それぞれに個性がある。生産者が大切に育てた桃の魅力を、ぜひ発信してほしい」と期待を寄せました。
インフルエンサーの桃衣香帆さん(写真)含め、12名が名誉桃ソムリエに就任

長崎幸太郎知事は就任式で「名誉桃ソムリエ」への期待を述べました
その後、一行は山梨県果樹試験場へ移動。桃農家で名誉桃ソムリエの反田公紀さんによる解説のもと、桃づくりの工程を学びました。
試食では、果汁豊かな「日川白鳳」と、山梨県オリジナル品種「夢桃香」の2種類が用意されました。「夢桃香」は硬くしっかりとした食感ながら、濃厚で香り豊かな味わい。一方で「日川白鳳」は柔らかくジューシーな果肉が特徴で、その食感の違いに、参加者たちも驚いた様子でした。
名誉桃ソムリエに就任した「つばきファクトリー」の河西結心さん(左)と、フルーツカット専門家の村上しずかさん(右)

試験場で振る舞われた「夢桃香」。しっかりとした歯ごたえながら、濃厚な味わいが特徴
品種ごとの違いを知れば、桃の楽しみ方はもっと広がります。この夏はぜひ、山梨県で奥深き「桃の世界」を探検してみてはいかがでしょうか。