私の銀座・温故知新 新しく刺激的なものが次々に登場するなか、100年を超える老舗も軒を連ねる、銀座。それは、伝統を守りつつ革新を続ける街の大きな魅力となっています。銀座通の方々に伺ったこの街への思いと、今年アニバーサリーを迎えた銘店の最新のトピックスをご紹介します。
銀座から生まれる挑戦が、未来を切り拓く
脇屋友詞さん(「トゥーランドット 臥龍居」オーナーシェフ)

ブルゴーニュの赤(グラス4000円)と好相性。「星かれいのエンガワの煮付け」(3000円)。
銀座は本物に触れて学ぶことができる場所。たとえばすしにワインを合わせるなど、現代のすし店のあり方をいち早く提案してきた「銀座 寿司幸本店」。
レモン汁を1滴加えたオリーブオイルをつけて食す「かんぴょう巻き」(600円)。
かんぴょう巻きにオリーブオイルを合わせるのはワイン好きのお客様の提案がきっかけだそう。銀座の老舗の発信がやがてスタンダードになるという柔軟性、開拓精神は素晴らしいことです。
銀座寿司幸本店
東京都中央区銀座6-3-8
TEL:03(3571)1968
(営)12時~14時、17時~22時 不定休
・次回は、尾上菊之丞さん(日本舞踊尾上流四代家元)にお伺いします。記事を読む→
家庭画報2025年11月号別冊付録より。