レシピ

和菓子のプロに習うやさしいレシピ。春を感じる「洲浜団子(すはまだんご)」の作り方

やさしく作れる本格和菓子 第23回(最終回)

茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰する清 真知子(きよし・まちこ)さんに、初めてでもチャレンジできる和菓子の作り方をご披露いただいた本連載。

最終回を飾るのは、春らしい彩りが愛らしい「洲浜団子(すはまだんご)」です。大豆を浅く煎って皮を取り除き、挽いた洲浜粉を使った半生菓子のことです。水の流れによって浜辺にできる洲を洲浜と呼びます。

団子にするほか、麵棒で薄くのばして色と形で季節を表すことができます。色を染めずにうぐいすきな粉で作ることもあります。

3月の半生菓子
「洲浜団子」の作り方

【材料(赤・緑・黄各20個分)】

・洲浜粉 100g
・上白糖 110g
・求肥 50g ※求肥の作り方はこちら>>
・食紅(紅、緑) 適宜
・麦芽糖(または水あめ) 50g
・水 40g
・洲浜粉(手粉) 適宜

【準備】

求肥は1〜2cm角に切り分ける。

【作り方】

(1)ボウルに洲浜粉と上白糖をふるい入れる。

(2)両手を合わせるようにして、よくすり混ぜておく。

(3)鍋に麦芽糖、水、求肥を入れて強火にかけ、泡立て器で混ぜる。求肥が溶け始めたら火を止める。
ポイント◆水あめより、麦芽糖を使った方が風味がよい。

(4)ヘラに持ち替えて、求肥が完全に溶けるまで、余熱でよく混ぜる。
ポイント◆火をつけたままだと、水分が蒸発してしまうので火は止める。

(5)(2)のボウルに(4)を熱いまま流し入れる。(4)の中に粉を入れ込みながら、こねるようにして揉み混ぜ、まとめる。
ポイント◆揉み混ぜすぎると水分が出て、粘りが出すぎてしまうので注意。

(6)(5)を3等分し、一つはそのまま、一つは紅、一つは緑で色をつける。

(7)色をつけるときはボウルに押しつけるようにしてよく混ぜる。

(8)よく混ざった状態。

(9)3色とも棒状にして、カードで20等分に切る。

(10)(9)を丸めてから洲浜粉を入れたボウルに入れ、表面に洲浜粉をまぶす。

【保存法と日持ち】
密閉容器に入れ、常温で7〜10日。冷蔵、冷凍保存はできない。

【おうちで手作り和菓子のレシピ】
・もちもちの「うぐいす餅」に春を感じる
・「#やさしく作れる本格和菓子」の記事一覧

清 真知子/Machiko Kiyoshi

1960年神戸市に生まれる。83年裏千家学園茶道専門学校卒業。96年神戸市内に、2002年に東京・学芸大学に和菓子教室を開く。現在、茶道裏千家教授、茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰。デモンストレーションと実技で構成される和菓子教室は、季節感溢れる美しい和菓子が初心者でも上手に作れると好評を博している。2014年兵庫県明石市に教室を移転。清さんが主宰するYouTubeチャンネル「本格和菓子」はこちら>>

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今回ご紹介した和菓子を含め、主菓子と干菓子55のレシピを掲載。豊富なプロセス写真とわかりやすい文章で、ご自宅での和菓子の作り方をご紹介しています。

やさしく作れる本格和菓子

清 真知子 (著)

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撮影/浮田輝雄

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