「おもてなしのシンプルフレンチ」総集編
パリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業し、出張料理人として世界中のVIPをうならせてきた食プロデューサーの狐野扶実子(この・ふみこ)さん。人気レシピ連載「おもてなしのシンプルフレンチ」では、世界を舞台に活躍する狐野さんがフランスで出合った、シンプルなのにおいしくて喜ばれる家庭料理の味を教えていただきました。
狐野さんのレシピは、どれも本場の味が凝縮されていながら、プロセスや材料は極力シンプルなのが魅力。気負いなくチャレンジできます。
1品加えるだけで年末年始の食卓がぐっと華やぐこと間違いなし。ぜひお試しください。
1.トマト
身近な食材トマトで作る華やかレシピ3選
写真は「トマトファルシ」。火を入れた時に少しくずれるくらい、適度に熟したトマトを使うのがおいしく作るポイント。ナイフを入れると肉とトマトのうまみが一体となったスープが溢れ出します。続きはこちら>>
2.鶏・豚
食卓の主役に皆が喜ぶフレンチのご馳走を
それぞれの部位のうまみを際立たせたレシピは、本格的なおいしさながらプロセスはどれもシンプル。早速今晩のメインディッシュにいかがでしょうか?続きはこちら>>
3.卵
誰もが愛する卵料理トップ3
大人も子どもも大好きな卵料理。身近でよく使う食材だからこそ、プロの技をきかせた華やかなレシピはいかがですか?いつかまた、大切なかたを招いての集いにもおすすめです。続きはこちら>>
4.魚介
ワインがすすむお洒落なレシピ
写真は「サーモンのタルタル」。サーモンは、フランスの食卓にもよく登場します。タルタルは、フランスでは生の牛肉で作るのが定番ですが、最近は肉を食べる人が減っていることから、サーモンのタルタルが大人気。食材をよく冷やしておくこと、いただく直前に混ぜるのがポイントです。続きはこちら>>
5.カレー
プロのセンスが光る、軽やかフレンチカレー
写真の「海老のピスタチオカレー」は、小麦粉を入れずに仕上げた、フランス料理のソースのようなカレーです。バターの代わりにココナッツオイルを使っているので、さっぱりとした仕上がりになります。続きはこちら>>
6.牛肉
フランスの家庭で親しまれている3品
定番の「ブフ ブルギニヨン」は、塩をしっかりとなじませた牛肉の表面を、煮込む前にしっかりと焼き固めることが大切。甘い仕上がりにしたい場合は最後にはちみつを加えるといいでしょう。続きはこちら>>
7.冷たいデザート
ひと手間加えた軽やかな風味が“フミコ流”
ご紹介する3つのレシピは、どれもパリの家庭やレストランでおなじみのものですが、さらにひとアレンジ加えて、軽やかな風味や食感を楽しませるのが“フミコ流”。甘いものが苦手なかたも喜ぶこと請け合いのおいしさです。続きはこちら>>
8.ポタージュ
お疲れ気味の胃をいたわる簡単ポタージュ
体の疲れをほっと和らげる野菜のポタージュスープ。コンソメキューブやブイヨンに頼らずに、ゆっくりと火を通すことで野菜からうまみを引き出すのがポイントです。続きはこちら>>
9.きのこ
コツは十分に熱したバターやオイルで炒めること
パリを拠点に活躍される狐野さんいわく、「秋になると、パリのマルシェにもさまざまな野生のきのこが出回ります。天然ものは掃除するのがひと苦労ですが、その香り高さには、手間を惜しんでも料理する価値があります。パリの街でも、買い物かごの一番上にきのこの入った茶色い紙袋をそっと置いて、大切に持ち帰るパリジャンをよく目にします」。続きはこちら>>
10.ベルギーチコリ
ほろ苦さにやみつき!お洒落なフレンチレシピ
「生のままサラダとしてももちろんおいしいですが、日ごとに冷え込むこの季節におすすめなのが、グラタン。炒めたり、煮込んだりしてもおいしく、それぞれに違った表情を見せてくれる楽しい野菜です。」続きはこちら>>
11.デザート
年末年始の食卓に華やぎを! フレンチのプロ直伝の味
「パリジャンはスーパーで売っている市販のチョコレートで多彩なデザートを手作りしてしまいます。充分な時間がなければ、シュー生地やパイ生地は市販のものを利用しましょう。いずれもシンプルなレシピながら、フランスならではの味です。」続きはこちら>>
狐野扶実子/Fumiko Kono

東京都生まれ。1997年にパリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業。ミシュランの3つ星レストラン「アルページュ」に入り、シェフのアラン・パッサール氏に師事し、スーシェフを務める。その後、出張料理人として独立、世界中を飛び回り、VIPたちをうならせた。2005年、パリの老舗「フォション」で初の女性・東洋人のエグゼクティブシェフに就任する。現在は東京とパリを行き来しながら、レストランや国際線機内食のメニュー開発に携わるなど、料理プロデューサー・食ジャーナリストとして活躍する。著書に『ラ・キュイジーヌ・ド・フミコ』、『まいにち、サラダ』(ともに世界文化社)などがある。
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パリのおもてなし料理が75品!
今回ご紹介したレシピを含め、「フランス流のおもてなし」をテーマに75のレシピを掲載。どの料理も、一つひとつのプロセスはシンプルなので、自宅で作れるレシピばかりです。

狐野扶実子(著)
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