きじま家三代、旬のおかずレシピ(7)後編 親子三代にわたる料理家、杵島直美(きじま なおみ)さんときじまりゅうたさん。本連載では、お二人の母であり、祖母である家庭料理研究家の第一人者、故・村上昭子さんの思い出とともに、長く愛されてきたきじま家のレシピをご紹介します。第7回は杵島直美さんによる、新米のおいしい炊き方と、新米を野菜たっぷりの肉味噌と食べる「葉巻きご飯」。昭子さんが新米の季節や行楽シーズンによくふるまったというご飯がすすむ食べ方を2日にわたってお届けします。
※村上昭子さんについては記事末尾でご紹介
・【前編】きじま家の思い出、レシピのポイント解説はこちら>>・連載「きじま家三代、旬のおかずレシピ」の記事一覧はこちら>>
きじま家なつかしの味。新米をおいしく食べる、野菜たっぷり肉味噌

炊き立ての新米を一段とおいしく食べられる、きじま家の肉味噌。おいしさの秘密はたっぷりの野菜にあります。野菜の甘みや旨みが生きた、飽きのこない味が魅力です。サラダ菜に巻いて食べる「葉巻きご飯」も昭子さんの想い出の食べ方。お客さまの多い家だったこともあり、この時季、大量に作ってふるまっていたそうです。
記事後半では、直美さん直伝の新米の洗い方・水加減・炊き方、きじま家で昔から使われてきた木製の抜型についても紹介します。
・詳しいレシピをフォトギャラリーで見る→材料(作りやすい量)
・鶏ももひき肉 ……200g
・玉ねぎ……100g(1/2個)
・にんじん……30g(1/3本)
・生しいたけ……40g(2枚)
・ピーマン……20g(1個)
・生姜(みじん切り)……10g(1片)
【A】
・赤味噌……150g
・みりん……大さじ1/2
・酒……大さじ1/2
・醤油……大さじ1/2
・サラダ油……小さじ2
作り方(1)生しいたけは石づきを切り落とし、ピーマンはタネを取り、すべての食材を粗みじんに切る。ボウルに【A】を入れてよく混ぜる。

(2)フライパンにサラダ油を熱し(1)の玉ねぎ、生姜を中火で炒める。香りが立ったらしいたけ、にんじんを加えて2~3分炒める。
(3)鶏ももひき肉を加えてほぐしながら炒め、肉の色が変わったら【A】を加え、木べらで練るように混ぜ合わせる。
(4)水分を飛ばして味噌と同じような固さに混ざったらピーマンを加え、混ぜながら炒め、ピーマンに火が通ったら火を止める。

密閉容器に入れて冷蔵庫で約1週間保存可能。葉巻きご飯のほか、おにぎりに塗って焼いて「焼きおにぎり」にしても美味。ゆで野菜や焼いた肉にのせるなど調味料のように愉しむのもおすすめ。
葉巻きご飯
炊き立てのご飯を抜型で俵形に抜き、サラダ菜、大葉とともに盛り、肉味噌を添える。サラダ菜や大葉(一緒でも)の上にご飯をおき、肉味噌をのせて包んで食べる。
りゅうた なつかしい!おいしい!いくらでも食べられるね。
直美 やっぱりおいしいわね。昭子さんの過去のレシピを見たら、「肉味噌は味噌が主役です」なんて書いてあって味噌200gに対して野菜200gだったんだけど、ちょっと塩気が強いから今回は味噌を150gにしたの。
りゅうた いわゆる保存食だったんだろうね。昔は塩気が強めだったのもあるだろうし。
直美 せっかくなので、新米の洗い方、水加減、炊き方もお教えします。水加減以外は新米も古米も同じなんだけど、ひと通りやるわね。