きじま家三代、旬のおかずレシピ(7)前編 親子三代にわたる料理家、杵島直美(きじま なおみ)さんときじまりゅうたさん。本連載では、お二人の母であり、祖母である家庭料理研究家の第一人者、故・村上昭子さんの思い出とともに、長く愛されてきたきじま家のレシピをご紹介します。第7回は杵島直美さんによる、新米のおいしい炊き方と、新米を野菜たっぷりの肉味噌と食べる「葉巻きご飯」。昭子さんが新米の季節や行楽シーズンによくふるまったというご飯がすすむ食べ方を2日にわたってお届けします。
※村上昭子さんについては記事末尾でご紹介
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つやつや光る炊き立ての新米は、それだけでご馳走
杵島直美さん(以下直美)&きじまりゅうたさん(以下りゅうた) こんにちは!
りゅうた まだまだ暑いけどもう9月。今から秋の味覚が楽しみだよね。
直美 本当に。秋の味覚に欠かせないのが、新米!ということで今回は「新米」がテーマです。
りゅうた 文化鍋でのご飯の炊き方はボクが
「豆ご飯」の回で紹介したけど、新米ってことは水加減が違うってことくらい?
直美 そうね。それ以外は変わらないけど、今回はその新米をもりもり食べられる肉味噌を作って、きじま家なつかしの「葉巻ご飯」を紹介します。
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りゅうた あー!好きだった。ご飯を俵形にして、肉味噌のっけて葉っぱで巻くんだよね!
直美 そう。昭子さん、行楽弁当とか人が集まるときに作ってたの。
りゅうた 運動会にも持ってきてくれたような気がする。昭子さん、鶏ひき肉でそぼろとか肉味噌とかよく作ってたよね。その影響か、ボクもよく作るよ。
直美 やっぱり?私もそうなの。今回は新米がメインだけど、あの肉味噌を披露したくて。
りゅうた というと、やっぱりポイントはアレかな?
【きじま家のひと工夫】
肉味噌にはたっぷりの野菜を入れて奥行きのある味わいに
肉と味噌のほかに、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、しいたけ、生姜をたっぷり入れて野菜の甘みや旨みもしっかりプラス。飽きのこない味わいに仕上げます。
直美 肉味噌って一般的に香味野菜くらいしか入れないけど、昭子さんのは野菜がたっぷり入るのよね。今になって思うと、ご飯がいくらでも食べられたのって野菜がいろいろ入るからだったのね。
りゅうた 単調な味にならないからね。葉巻きご飯は久しぶりだなあ。探しておいてといわれた抜型ってこのためだったのか。
詳しいレシピは明日公開!後編では肉味噌のほか、お米の洗い方、水加減も丁寧にご紹介します。・連載「きじま家三代、旬のおかずレシピ」の記事一覧はこちら>>

杵島直美(きじまなおみ)料理家であり母である故・村上昭子のアシスタントを経て独立。和食を中心とした家庭料理のほか、漬物や梅干しなど季節の保存食レシピに定評がある。料理番組や雑誌、新聞、書籍をはじめ、講演会など幅広く活動する。旅好きで、最近はひと月の1/3は調理道具を持って全国各地のオートキャンプ場や、自炊のできる湯治宿を訪れる。旅先で旬の食材を調達して調理し、その土地ならではの味を楽しむ。
インスタグラム:
@tezukurinaomiきじまりゅうたアパレル会社のブランドディレクターを経て料理を学び、母・杵島直美のアシスタントを5年務める。28歳で独立し、テレビ、雑誌、新聞、書籍をはじめ、イベントや講演会で活躍。ポイントをおさえて手軽でおいしく作れる料理動画も人気。軽妙でわかりやすいトークと、オリジナリティあふれる料理をモットーにしている。趣味はサーフィン、山歩き、音楽鑑賞。
インスタグラム:
@ryutakijima
村上昭子(むらかみあきこ)(1927~2004)東京都出身。呉服店の三女として生まれ、従業員らの食事作りを手伝いながら育つ。昭和20年、国民生活学院で本格的に料理を学ぶ。結婚後は夫の仕事関係の客が多く、また親類や知人も頻繁に出入りしていたため、料理でもてなす日々を過ごす。にぎやかな食卓が大好きでお酒も大好き。学生時代からの縁で、料理番組のアシスタントを頼まれたことがきっかけで料理家に。作りやすくておいしい、昔ながらのおふくろの味で人気を博す。