きじま家三代、旬のおかずレシピ(5)前編 親子三代にわたる料理家、杵島直美(きじま なおみ)さんときじまりゅうたさん。本連載では、お二人の母であり、祖母である家庭料理研究家の第一人者、故・村上昭子さんの思い出とともに、長く愛されてきたきじま家のレシピをご紹介します。第5回はきじまりゅうたさんによる、夏野菜・かぼちゃを使った「鶏むね肉とかぼちゃの南蛮漬け」。南蛮漬けは昭子さんが魚や野菜でよく作っていたそう。りゅうたさんならではのワザや直美さんの懐かしい記憶とともに2日にわたってお届けします。
※村上昭子さんについては記事末尾でご紹介
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マリネした玉ねぎ入りの漬け汁で、絶品南蛮漬けに
杵島直美さん(以下直美)&きじまりゅうたさん(以下りゅうた) こんにちは!
りゅうた 梅雨が明けたら夏本番。引き続き夏野菜です。6月は直美さんにきじま家の定番
「なすの鍋しぎ」を取られました(笑)ので、ボクも定番の南蛮漬けです。
直美 よく食べたわね、南蛮漬け。私も野菜とか魚を揚げて甘めの酢醤油に漬けてるわ。
りゅうた そうなんだよ。わかさぎとか豆あじを見かけると、手間がかかるのについ買っちゃうの。
直美 南蛮漬けというと昭子さんはなすが多かったけど、前回私が使っちゃったから旬の食材は何にするの?
りゅうた 今回は「かぼちゃ」! そして魚よりもっと手軽に作れる鶏むね肉にしようと思って。
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直美 ああ!かぼちゃね。確かに昭子さんもかぼちゃ揚げてた。甘い野菜と酸味が合うのよね。私、鶏むね肉を南蛮漬けにはしたことないわ。最近よく鶏むね肉を使うレシピを見かけるようになったわね。昔は酒蒸しくらいしかしなかったのに。
りゅうた 若い時は鶏むね肉は物足りなかったけど、案外いろいろな料理に使えるなと見直してるんだ。あっさりしてるから、南蛮漬けにするとご飯のおかずにいいんだよ。
直美 今回もいろいろなコツやポイントがありそうね。何から教えてくれるのかしら。
【りゅうたさんのひと工夫】
玉ねぎはマリネして辛みと旨みをしっかり出す

あらかじめ調味料と玉ねぎを合わせて10分おくと、玉ねぎの辛みと旨みが出て、漬け汁全体に風味が移る。その後でだし代わりとなる水とかつお削り節を加え、それぞれの旨みを生かす。かつお削り節が口に残らないように、袋ごと手でもんで細かくしておくのがおすすめ。