なすの鍋しぎ
りゅうた なすに甘辛い肉みそがしみておいしい!なすの紫紺色もきれいだね。
直美 やっぱり揚げると色がきれいよね。
りゅうた ちなみにボクが作るときは厚さ1.5cmくらいで、もう少しじっくり揚げるなあ。肉みそは最後にさっと絡める感じ。だから、あらかじめ肉みそはしっかり火を入れて水気を飛ばしておくんだ。なすの存在感があって味にメリハリが出るよ。
直美 あらそうなの、好みはいろいろねえ。私は肉みその水分を残しておいて、なすを入れてから少し煮るのが好き。しっかり味を含ませておくと冷めてもおいしいから、お弁当にもいいわよ。
りゅうた 確かに直美さん、豚バラ肉の余分な脂を取ってたしね、そうするなら冷めてもいいかも。
豚バラ肉の余分な脂は除く

豚バラ肉は脂が多いので、そのままでは脂っぽくベタっとした仕上がりになります。調味料を入れる前に余分な脂をペーパータオルで吸い取りましょう。全部きれいに吸い取ると旨みがなくなってしまうので、目立つところだけで十分です。
直美 あくまでもなすが主役だから、肉は少なめでいいんだけど、脂の少ない部位だと物足りないのよ。豚バラ肉の脂のコクや甘味が入ることでグッとおいしくなるの。
りゅうた 昔から豚バラ肉だった?ボクは豚肩ロース肉でも作るよ。
直美 肩ロース肉もいいわね、適度に脂があるし。昭子さんは豚こま肉(豚小間切れ肉)で作ってたかも。当時はまだまだ豚バラ肉が少なかっただろうし、脂っこいのが気になったというのもあると思うけど。
りゅうた あぁ、流通や保存も今とは違うから、品質もいろいろだっただろうしね。
詳しいレシピは明日公開。豚バラ肉のコクや旨みを感じながらも、脂っぽくならない作り方に乞うご期待!・連載「きじま家三代、旬のおかずレシピ」の記事一覧はこちら>>

杵島直美(きじまなおみ)料理家であり母である故・村上昭子のアシスタントを経て独立。和食を中心とした家庭料理のほか、漬物や梅干しなど季節の保存食レシピに定評がある。料理番組や雑誌、新聞、書籍をはじめ、講演会など幅広く活動する。旅好きで、最近はひと月の1/3は調理道具を持って全国各地のオートキャンプ場や、自炊のできる湯治宿を訪れる。旅先で旬の食材を調達して調理し、その土地ならではの味を楽しむ。
インスタグラム:
@tezukurinaomiきじまりゅうたアパレル会社のブランドディレクターを経て料理を学び、母・杵島直美のアシスタントを5年務める。28歳で独立し、テレビ、雑誌、新聞、書籍をはじめ、イベントや講演会で活躍。ポイントをおさえて手軽でおいしく作れる料理動画も人気。軽妙でわかりやすいトークと、オリジナリティあふれる料理をモットーにしている。趣味はサーフィン、山歩き、音楽鑑賞。
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@ryutakijima
村上昭子(むらかみあきこ)(1927~2004)東京都出身。呉服店の三女として生まれ、従業員らの食事作りを手伝いながら育つ。昭和20年、国民生活学院で本格的に料理を学ぶ。結婚後は夫の仕事関係の客が多く、また親類や知人も頻繁に出入りしていたため、料理でもてなす日々を過ごす。にぎやかな食卓が大好きでお酒も大好き。学生時代からの縁で、料理番組のアシスタントを頼まれたことがきっかけで料理家に。作りやすくておいしい、昔ながらのおふくろの味で人気を博す。