グリーンピースの豆ごはん&たらこふりかけ
直美 豆ごはんのときって、いつも焼きたらこが添えてあったの、覚えてたの?
りゅうた そうなんだよね。なぜか焼きたらこがちぎってあったよね。あれ、妙に相性がよくておいしかったから、今回は電子レンジで加熱してふりかけのようにパラパラにしてみた。
直美 ざるでこすときれいよね。手間はかかるけど、ご飯にもなじむわね。
りゅうた いや、ざるでこすと目がつまるし時間もかかるから、ボクはおろし金ですりおろすよ。皮をむかずにおろすから、あっという間にパラパラになるんだ。
たらこふりかけ

レンジで火を通したたらこを、ラップをしたまま完全に冷まし、皮ごとすりおろすとふりかけのようにパラパラになります。
直美 きれいにできるものねえ。昭子さんはちぎってたけど、これなら量の調節も簡単ね。一緒に食べるとなつかしい味!あらためて食べると相性がいいわねえ。
りゅうた そうそう、途中でのせて「味変」すると二度おいしい。緑とピンクできれいだしね。なぜかうちは、食卓によく焼きたらこが登場したよね。
直美 そうねえ。昭子さんが好きだったのよ。おにぎりの具にしたり、パラパラにしてごはんに混ぜてお弁当にもよく入れたりしたわ。そうそう、昭子さんは一度に二腹分くらい焼いておいて、いろんなおかずに混ぜてた。そういえば私もよくしらたきと一緒に炒めるわ。
りゅうた ボクはパスタにすりおろして「たらこパスタ」にすることもあるよ。よく見かける、からすみを削りかける感覚だったんだけど、ルーツは昭子さんにあったのか。
直美 ルーツで思い出した。今日は文化鍋で炊いてたわね。昭子さんもご飯は文化鍋で炊いてたし、私も結婚して家を出るときに持たされたのよ。サイズはもっと大きいものだったけど。おいしく炊けるわよね。
りゅうた 今日の鍋は2合用。場所を取らないし、土鍋と違って軽くて割れないから扱いやすいよね。米をしっかり吸水させさえすれば、鍋で炊くほうが早いし。
直美 私ももちろん自宅で使っているけど、キャンプにも持っていくのよ、中にお茶碗とか調味料セットを入れて。どこでもご飯が炊けるの。使い勝手のよい道具は、次の世代にも受け継いでほしいわ。
りゅうた 鍋でごはんを炊くのは“丁寧な生活”っぽく見えるけど、おいしいし慣れると時短なんだよね。でも、家族の食事の時間がバラバラだったら炊飯器のほうがラクかも。
詳しいレシピは明日公開!
風味が増す「さやの煮出し」の解説や、文化鍋でおいしく炊くコツにも乞うご期待。
・連載「きじま家三代、旬のおかずレシピ」の記事一覧はこちら>>

杵島直美(きじまなおみ)料理家であり母である故・村上昭子のアシスタントを経て独立。和食を中心とした家庭料理のほか、漬物や梅干しなど季節の保存食レシピに定評がある。料理番組や雑誌、新聞、書籍をはじめ、講演会など幅広く活動する。旅好きで、最近はひと月の1/3は調理道具を持って全国各地のオートキャンプ場や、自炊のできる湯治宿を訪れる。旅先で旬の食材を調達して調理し、その土地ならではの味を楽しむ。
インスタグラム:
@tezukurinaomiきじまりゅうたアパレル会社でブランドディレクターを経て料理を学び、母・杵島直美のアシスタントを5年務める。28歳で独立し、テレビ、雑誌、新聞、書籍をはじめ、イベントや講演会で活躍。ポイントをおさえて手軽でおいしく作れる料理動画も人気。軽妙でわかりやすいトークと、オリジナリティあふれる料理をモットーにしている。趣味はサーフィン、山歩き、音楽鑑賞。
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@ryutakijima
村上昭子(むらかみあきこ)(1927~2004)東京都出身。呉服店の三女として生まれ、従業員らの食事作りを手伝いながら育つ。昭和20年、国民生活学院で本格的に料理を学ぶ。結婚後は夫の仕事関係の客が多く、また親類や知人も頻繁に出入りしていたため、料理でもてなす日々を過ごす。にぎやかな食卓が大好きでお酒も大好き。学生時代からの縁で、料理番組のアシスタントを頼まれたことがきっかけで料理家に。作りやすくておいしい、昔ながらのおふくろの味で人気を博す。