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さっくり生地の贅沢「メロンロールケーキ」レシピ。人気パティシエ・江口和明シェフ考案

2026.04.27

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〔特集〕今、食べたい&作りたい人気シェフの味「しあわせ ロールケーキ」切り分けた瞬間、美しい渦巻き模様が現れるロールケーキ。 大人数でも楽しめて、見ても食べてもしあわせな気分になれるスイーツです。 人気パティシエ直伝のレシピから厳選お取り寄せまで、最旬の1本をご紹介します。

特集「最旬のロールケーキ」の記事一覧はこちら>>>

人気パティシエ・江口和明シェフに教わる4つの生地
本当においしく作れるロールケーキ

さっくり生地「メロンロール」:旬のメロンをたっぷり巻き込んだロールケーキ。アプリコットジャムの爽やかな酸味と紅茶風味のカスタードがメロンの濃厚な甘さと芳醇な香りを引き立てる。

さっくり生地「メロンロール」:旬のメロンをたっぷり巻き込んだロールケーキ。アプリコットジャムの爽やかな酸味と紅茶風味のカスタードがメロンの濃厚な甘さと芳醇な香りを引き立てる。

16世紀に日本に伝来、現在も独自に進化中

スポンジケーキにクリームや果物を巻いた「ロールケーキ」は実は和製英語で、海外では「スイスロール」や「ルーラード」と呼ばれています。
 
16世紀にポルトガルから日本に伝わった原型は、意外にも伊達巻のルーツになりました。1950年代、イギリスのティータイム菓子を参考にして作られた山崎製パンの「スイスロール」で一般にも普及。2000年代にはたっぷりの生クリームを巻き込んだ「堂島ロール」が一大ブームを巻き起こしました。


現在ではぜいたくな手土産として、コンビニエンスストアの人気のおやつとしても定着しています。シンプルな構造だからこそ、生地やクリーム、具材で無限のバリエーションが生まれるロールケーキは、定番でありながら常に新しく、今現在も多くのパティシエや製菓ブランドが新たな個性を吹き込んでいます。

理想の1本に出会える4種類の生地

無駄な工程を省いてもプロの味に近づけるレシピに定評があり、書籍のみならず動画配信でも大人気のパティシエ・江口和明さん。今回は、「混ぜすぎや泡立てすぎを気にしなくても、失敗しない」という、4種類の生地を使い分けたロールケーキのレシピを教えてくださいました。

生地を焼く、カスタードクリームを塗る、ホイップ式クリームを塗る、中身をのせる、巻く。この5つのステップが江口式ロールケーキの方程式。カスタードとホイップ、2種のクリームを使い、切り分けた断面も美しくより食べ応えのある味を目指します。

「レシピどおりに作れば、ロールケーキ屋さんが開けますよ」と江口さん。おいしさ保証付きの保存版レシピに、ぜひ挑戦してみてください。

Lesson4
ぜいたく果実ロールには中身が引き立つ“さっくり生地”


メロンロール

焼き面はサクッと、裏面はしっとりきめ細かい状態を目指します。口に含むとふわっと溶ける、独特の食感です。

●ドリンクとのペアリング:紅茶全般、特にアールグレイ

材料(28×28センチの型1本分)

〈さっくり生地〉
卵………3個
グラニュー糖………65グラム
薄力粉………70グラム
粉糖………5グラム

〈紅茶のカスタードクリーム〉
牛乳………100グラム
グラニュー糖………20グラム
卵黄………1個分
薄力粉………10グラム
バター(食塩不使用)………10グラム
紅茶葉(アールグレイ)………4グラム

〈ホイップ式クリーム〉
生クリーム(乳脂肪分40パーセント)………200グラム
グラニュー糖………10グラム

〈中身・デコレーション〉
メロンの果肉………180グラム
アプリコットジャム………40グラム
粉糖………5グラム

下準備

・型にオーブンペーパーを敷く。
・巻き用にオーブンペーパーを50センチ長さに切っておく。
・バターは常温に戻しておく。
・オーブンを220度に予熱する。
・アプリコットジャムは絞り袋に詰める。

作り方

〈さっくり生地を作る〉

(1)薄力粉を1回ふるう。だまが残ったら指でつぶしてこす。

(2)卵を別立てにする(こちらの「抹茶ロール」の作り方の2~4参照)。

(3)(1)でふるった薄力粉を2に入れ、底から上へ、底から上へと、粉気がなくなるまでしっかりと混ぜる。

(4)でき上がった生地を絞り袋に入れ、型に絞り出す。まず中央の対角線に1本絞り、上に向かって絞っていく。少しすき間があいているくらいがいい。次に、中央の対角線から下に向かって絞り出す。

(5)全体に粉糖をふる。すぐに溶けるので、もう1回ふる。

(6)天板にのせ、オーブンを 200度にして8~10分焼く。すぐに敷き紙ごと取り出し、クーラーの上で冷ます。

〈2種のクリームを作る〉

(7)耐熱ボウルに牛乳と紅茶葉を入れ、ふんわりとラップをかけて600ワットの電子レンジで1分温め、5分おいてこす。100グラム使う(足りなければ牛乳を足す)。

(8)こちらを参照して牛乳を(7)に置き換えてカスタードクリームを作り、冷凍庫で約20分急冷し、使うまで冷蔵庫で保管する。

(9)ホイップ式クリームも作る(こちらを参照)。

〈中身をのせる〉

(10)(6)の敷き紙を丁寧にはがし、焼き面を下にして、オーブンペーパーの上に置く。(8)の紅茶のカスタードクリームを塗り、(9)のホイップ式クリーム140グラムを塗り重ねる。

(11)メロンの果肉は中身用に100グラム、飾り用に80グラムを食べやすい大きさに切っておく。皮の一部も切って飾りに使う。

(12)手前を3センチあけてメロンをのせる。残りのホイップ式クリームを丸口金をつけた絞り袋に詰め、メロンの奥に20グラム絞る。

(13)奥から4~5センチあけてアプリコットジャムを絞り、3~4センチあけてもう1本絞る。

〈巻く〉

(14)下の「お店のようにきれいに巻くコツ」を参照して巻く。巻き終わりを下にして、真ん中に紙を巻いてテープで留める。バットなどにのせて冷蔵庫で1~2時間冷
やす。

(15)食べるときに粉糖をふり、残りのホイップ式クリームを絞り出す。飾り用のメロンをのせる。

お店のようにきれいに巻くコツ

巻き始め
中身は離してのせると、味が均等にいきわたる。巻き始めは手前を折り、土手を作る。

巻く
左手をケーキに添え、右手でペーパーを持ち上げながら巻く。軽くなでて形を整える。

巻き終わり
ペーパーごと手前と奥を返す。長い定規を差し込んでペーパーを引っ張りキュッと締める。

江口和明(えぐち・かずあき)シェフ
東京生まれ。2013年に「デリーモ」ブランドを立ち上げ、シェフパティシエ/ショコラティエに就任。現在は東京、大阪、神戸に計7店舗を展開。2023年第10回料理レシピ本大賞in Japanお菓子部門大賞受賞。YouTubeチャンネルも人気で、登録者数は37万人以上(2026年3月時点)。

『江口和明のロールケーキ』
世界文化社刊・1870円


家庭画報本誌でもご紹介した4種類の生地を基本に、味やフルーツなどが違う21レシピをご紹介します。豊富なプロセス写真で各工程を丁寧に解説。写真を追うだけでも作り方や状態がわかり、初心者の方でも安心して作れます。

(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年05月号

家庭画報 2026年05月号

撮影/本誌・西山 航 スタイリング/梶井明美 佐々木カナコ

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