〔連載〕タサン志麻の田舎暮らし・冬(最終回) 志麻さん一家が購入した古民家がある静かな里山で、家族5人の新しい暮らしが始まりました。季節ごとの豊かな自然や食材を、志麻さんの視点でお届けします。
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家族で楽しむチョコレートのスイーツ&デザート
タサン家ではチョコレートのおやつがよく登場します。
「みんな大好きなので、手に入りやすい材料でパパッと作れるものが多いですね」と子どもと作れるものや、少ない材料で作れるものを教えてくれました。
「シンプルなレシピを繰り返し作って覚えると上達します」。料理人と家政婦の両方を経験したからこそ、大切なことに気づけたという志麻さん。
数々のレシピを通して豊かな食とは何かを教えていただきました。
チョコレートムースと焼きチョコレートムース
我が家のチョコレートムースは、同じ材料の冷やしたものと焼いたものの2種を作るのが定番です。チョコレートと卵白の混ぜ方がポイント。しっかり→切るように→ムラなく、の3段階です。
大きな器で供すると、好みやおなかの具合に合わせられる。「各自の意志が尊重されることも食を楽しむために大切なこと」と志麻さん。
材料(4~5人分)・板チョコ(ダーク) 100グラム
・卵 3個
・砂糖 大さじ1
・粉糖(焼きチョコレートムース用) 適量
作り方
(1)板チョコをボウルに割り入れ、湯せんにかけて溶かす。卵は卵白と卵黄に分ける。卵白はハンドミキサーで軽く泡立て、砂糖を2回に分けて加えながら八分立てにする。


(2)(1)のチョコレートに卵黄を加えてしっかり混ぜる。卵白1/3量を加えてよく混ぜ、さらに卵白1/3量を加えて泡を消さないように大きく切るように混ぜる(a)。残りの卵白のボウルにすべて戻し入れ、ムラなく混ぜる(b)。
*最後に卵白のボウルに戻し入れることで、ボウルに残りがちな溶かしたチョコレートも均一に混ぜることができる。(3)
チョコレートムース:器に(2)を入れ、器を少し持ち上げて落とし、空気を抜く。ラップをかけ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
焼きチョコレートムース:オーブンを230度に予熱する。耐熱容器に(2)を入れて約10分焼く。粗熱を取って粉糖をふる。
*2種を一度に作る場合も分量を倍にせず、それぞれ作ったほうが、卵白の泡を生かせてふわっと仕上がる。「食事を楽しむために大切なこと。それは、料理を作ること以上に家族や友人と楽しくテーブルを囲むことだと思います」─タサン志麻
左が「チョコレートムース」、右がチョコレートムースをオーブンで焼いた「焼きチョコレートムース」。同じ材料なのに食感や後味がまったく異なる。そんな食べ比べも楽しい時間。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った技やセンスが光る柔軟なレシピが大好評。2023年、古民家を購入して夫のロマンさんとリノベーションや開墾に奮闘中。3人の子どもと猫2匹、犬1匹と暮らす。
リノベーション中の古民家が完成したら、家庭画報本誌でご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
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