アペロの主役「おしゃべり」を盛り上げるおつまみ
手前から時計回りに、タルトソレイユ、サーモンとチーズクリームのカナッペ、タルトフランベ、シャルキュトリー盛り合わせ、コンテとブルーチーズのグジェール。友人宅で収穫したミニトマトもアペロのお供に。
【サーモンとチーズクリームのカナッペの作り方】ハーブ類(イタリアンパセリ2枝、タイム4~5枝、ディル2枝)の葉を摘んでみじん切りにし、小ねぎ3本を小口切りにしてボウルに入れる。常温にもどしたクリームチーズ100グラムを加えてなめらかになるまで混ぜる。パンにのせ、スモークサーモンをのせてレモンを絞る。
夫がフランス人という共通点を持つ友人家族の集まりには、アペロの定番おつまみが喜ばれるそう。
「市販の生地で手軽に作って。手をかけることよりも楽しむことが大切です」。
豊かな時間について考えるきっかけになればと志麻さん。
タルトフランベ
アペロでおなじみのアルザス地方の伝統料理。薄い生地にサワークリームと玉ねぎ、ベーコンをのせてパリッと焼いています。市販のピザ生地で作っても。

材料(23×34センチの天板1枚分)
■ 生地
(A)【小麦粉 250グラム、塩 小さじ1/2、砂糖 ふたつまみ、ドライイースト 6グラム】
・水 130ml
・溶かしバター 50グラム
・打ち粉(小麦粉) 適量
・サワークリーム 100グラム
・塩 小さじ1弱
・玉ねぎ 1個
・ベーコン 80グラム
・粗びき黒こしょう 適量
作り方
(1)ボウルに(A)を入れて混ぜ、水と溶かしバターを同時に加えて手で混ぜてなじませる。生地がまとまってきたら、台にたたきつけてこねるのを繰り返す。
(2)表面がなめらかになったらボウルに入れてぬれぶきんをかけ、1.5倍にふくらむまで、室温(23~24度)におく(30分が目安)。
(3)サワークリームは常温にもどし、塩を加えてよく混ぜる。玉ねぎは縦半分に切って薄切りに、ベーコンは細切りにする。
(4)台にラップを敷いて打ち粉をし、(2)の生地をのせる。軽く押しながらころがして空気を抜き、丸くまとめて麺棒で2ミリ厚さにのばす。天板にオーブンシートを敷いて生地をのせる。オーブンを250度に予熱する。
(5)(4)のところどころに(3)のサワークリームをスプーンで落とし、全体に塗り広げる。玉ねぎ、ベーコンを散らし、粗びき黒こしょうをふって約15分焼く。
タルトソレイユ
ソレイユの名のとおり、太陽を描いたようなフォルムが特徴的。タプナードのこくとさくさくパイのコンビネーションが絶妙です。
材料(1台分)・パイシート(約20センチ角) 2枚
■ タプナード(作りやすい量)
・オリーブ油 大さじ3
・オリーブ(黒) 100グラム
・にんにく 1かけ
・ケイパー 大さじ1
・アンチョビー 2~3枚
・溶き卵 適量
作り方(1)ミキサーにタプナードの材料をすべて入れ、ペースト状にする。
(2)まな板にパイシート1枚をのせ、縁から約1.5センチ空けて(1)を大さじ3~4薄く広げる。縁に溶き卵をつけ、残りのパイシートを上からかぶせて縁を指で押してくっつける。
(3)直径約4センチの瓶のふたなどで中心にあとをつけ、そこから外側に向かって16等分になるように放射状に切る。天板にオーブンシートを敷いてのせる。オーブンを200度に予熱する。
(4)(3)の切った部分を1本ずつ根元からねじる。外側にいくほど引っぱりながらねじり、ねじり終わりは下にして押しつける。表面に溶き卵を塗って約30分焼く。
タルトソレイユの形状を生かし、根元を手でちぎってラフに食べる。
コンテとブルーチーズのグジェール
シュークリームの皮に似た生地にチーズを練り込んだおつまみ。カマンベールなど塩分のあるチーズなら好みのものでOK。
材料(各15個分)・コンテチーズ 80グラム
・ブルーチーズ 60グラム
・小麦粉(ふるう) 150グラム
(A)【水 250ml、バター(1センチ角に切る) 80グラム、塩 ひとつまみ】
・溶き卵(生地用) 4~5個分
・溶き卵(塗り用) 適量
作り方(1)鍋に(A)を入れて中火にかけ、ふつふつと沸くタイミングでバターを完全に溶かし、火を止めて小麦粉を一気に加え、手早く混ぜる。ほぼ粉気がなくなったら強めの中火にかけ、約30秒混ぜる。
(2)火からおろし、溶き卵を1個分加えて手早く混ぜ、なめらかになったら1個分加えて同様に混ぜる。残りも少しずつ加えて混ぜ、最後の1個分は生地の状態を見ながら加える。へらですくって縦にしたとき、3秒程度で落ちる硬さが目安。
(3)半量を別のボウルに移し、コンテチーズとブルーチーズを7ミリ角に切ってそれぞれに加え、軽く混ぜる。オーブンを200度に予熱する。
(4)天板にオーブンシートを敷き、(3)を各15等分になるように間隔を開けながらスプーン2本で丸く形作って天板に落とす。ひび割れないように指に溶き卵をつけて表面をさっとなで、約25分焼く。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った技やセンスが光るレシピが大好評。2023年、古民家を購入して夫のロマンさんとリノベーションに奮闘中。3人の子どもと猫2匹に、新しく犬1匹が加わり、ますます賑やかに暮らす。
(次回に続く。
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