〔特集〕新茶の季節到来 お菓子研究家、本間節子さんのさわやか日本茶レシピ お菓子研究家であり、日本茶に造詣の深い本間節子さんに、日本茶のうまみが引き立つ新しくておいしい飲み方や、日本茶を使ったとっておきのお菓子レシピを教わります。前回の記事はこちら>>
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日本茶スイーツ
煎茶いちご大福
「さえみどり」という品種の深蒸し煎茶を使うと、よもぎのような深い緑色の大福になります。
いちごとの相性も抜群です。

材料(8個分)・白玉粉 90グラム
・水 120グラム
・砂糖 20グラム
・煎茶 3グラム
・白あん(市販品) 200グラム
・小粒のいちご 8個(へたを取る)
・片栗粉 適量
作り方(1)耐熱のボウルに白玉粉と水を入れ、ゴムべらでなめらかになるまで練る。砂糖、煎茶の順に加え、そのつど混ぜる。
(2)(1)にふんわりラップをして600ワットの電子レンジで1分間加熱する。ゴムべらを水でぬらして、さっくり混ぜる。これをもう一度繰り返す。最後は、600ワットで30秒加熱する。
(3)まな板の上に、片栗粉を茶こしでふる。水でぬらしたゴムべらで(2)を取り出し、まな板の上に置き、手前から半分に折り畳み、棒状(なまこ形)にして、冷ます。
(4)人差し指と親指の内側に片栗粉をつけて、(3)の生地をちぎるように半分に切る。さらに半分、もう半分にして8個に分ける。片栗粉をふったまな板の上にきれいな面を下にして置く。
(5)白あんは1つ25グラムで8個に分け、それぞれいちごを包んで丸めておく。指に片栗粉をつけて(4)の生地をのばし、直径約8センチの円形にし、真ん中にいちごを包んだ白あんをのせて包み込み、指でつまんで閉じる。閉じ口は下にして片栗粉の上に置く。同様にして8個作る。
本間節子(ほんま・せつこ)
お菓子研究家、日本茶インストラクター。自宅でお菓子教室「atelierh」(アトリエ エイチ)を開くほか、書籍や雑誌でのレシピ提案、日本茶のイベントや講習会などで幅広く活躍している。お茶に詳しく、お菓子や食事に合わせたお茶の提案に定評がある。
日本茶をもっと楽しむアイディアが満載
日本茶をもっとおいしく楽しむレシピが詰まった1冊。
『日本茶のさわやかスイーツ』は、煎茶、ほうじ茶、和紅茶、抹茶を使った和菓子と洋菓子のレシピ50点を紹介しています。茶葉を砕いたり、すりつぶしたりして、まるごと茶葉をいただく、さわやかな風味で体にも優しいお菓子です。

『煎茶、ほうじ茶、抹茶、和紅茶でつくる日本茶のさわやかスイーツ』
B5変型判、128ページ
詳しくはこちら→ (次回へ続く。
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