〔連載〕タサン志麻の田舎暮らし・冬 静かな里山を舞台に始まった、タサン志麻さん一家5人の古民家暮らし。豊かな自然や、旬の食材をふんだんに使ったレシピとともに、志麻さんの視点でお届けします。
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とろ~りあつあつがごちそう冬のチーズ料理
モンドール フォンデュ

ふたを底に敷き、木箱ごと焼いたチーズを野菜や魚介にスプーンでとろりとかけて。フランスではなんと1人1箱チーズを準備し、たっぷりつけていただきます。
材料(2~3人分)・モンドールチーズ* 1個
・にんにく 1かけ
・白ワイン 大さじ1
*直径11センチ、450グラムのものを使用。■ 野菜・ブロッコリー 1株
・カリフラワー 1/2株
・にんじん 2本
・かぶ 小4個
■ 魚介・生たら 3切れ
・サーモン(刺し身用) 300グラム
・いか 1ぱい
・帆立貝 8~10個
・海老 8~10尾
■ 野菜のブロード・玉ねぎ、にんじん、セロリの葉など(くず野菜や皮) 適量
・白ワイン 100ml
・黒粒こしょう 小さじ1
・タイム 3~4枝
・ローリエ 1枚
・塩 1%分
作り方(1)鍋にたっぷりの水を入れ、野菜のブロードの材料を加えて火にかける。沸いたら弱火にして約10分煮出し、ざるでこして鍋に戻す。
(2)いかはわたと軟骨を取って食べやすく切る。(1)の鍋を火にかけて沸かし、魚介をすべて入れて再び沸いたら火を止める。余熱で火を入れ、ぬるま湯程度まで冷めたら水気をきり、サーモンは食べやすく切って器に盛る。
(3)野菜は大きめに切ってややかためにゆで、水気をきって器に盛る。
とろとろのチーズがかかるので、少しかためのほうがバランスがよい。(4)オーブンは200度に予熱する。モンドールチーズは木箱のふたを下に重ね、中央に包丁で十字に切り込みを入れる。切り込みからにんにくを押し入れ、白ワインを注いで(下写真)オーブンで約20分焼いて器にのせる。

朝、穫ったばかりのみずみずしいかぶにもチーズをとろり。具材はゆでておいしい野菜や魚介類が定番。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った、技やセンスが光るレシピが大好評。2023年、古民家を購入して夫のロマンさんとリノベーションに奮闘中。3人の子どもの母。
(次回に続く。
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