レストラン

名品を愛でる“料亭美術館”。常盤貴子さんが訪ねる京都「菊乃井本店」

菊乃井の真髄を味わう口福

菊乃井本店のお料理
「伊勢海老とあわびの生雲丹焼き」と「ふかひれ鍋」。伊勢海老の塩焼きとあわびの柔らか煮に生うにをのせて焼き、ふかひれはすっぽん、焼きねぎ、ごま豆腐をスープ仕立てに。華美すぎず、独創的にして、王道を感じさせる料理。

空間やしつらいを楽しんだ後に供される料理も特別な華やかさです。今回は、新メニューの伊勢海老、あわび、生うにを使った焼き物や、村田さんがアマゾンで出会ったペルー産カカオで作るチョコレートパフェも登場。フォワグラを包んだゆり根饅頭にはペリゴール産のトリュフあんをかけ、ふかひれとすっぽんの小鍋もあって、エンターテインメント性に富んだ料理づくしです。

茶室
村田さんの想いが込められた六畳の茶室「明歴庵」で薄茶と「聚洸」製の浮島「春寒」を楽しむ常盤さん。茶碗、水指、菓子器は魯山人の作、軸「無人春日長」は熊谷守一筆。

「伝統を守るだけでなく挑戦もされていて、海外の食材や料理のこともとてもよくご存じ。一見王道に見せかけて、一つ一つに驚きがあります。和食のベースがしっかりあるから、いかようにもアレンジできる自由さをお持ちなんでしょうね」と常盤さん。

八寸
コースの最初に供される時季のものを盛り込んだ八寸。手綱寿司、白魚柚香煮、梅豆腐など。

さらに茶室にも見どころは多く、奥へ奥へと入るほどに菊乃井の真骨頂でもある「綺麗寂び」が感じられます。「美しくて不華ならず、渋くして枯淡ならず」のもてなしを心底堪能する、究極の料亭ツアーといえます。

鶉肉のゆり根饅頭
「鶉肉のゆり根饅頭」。つなぎにフォワグラを使い、ペリゴール産トリュフあんがかかる。

カカオとイチゴのパフェ
ホットチョコレートをかけて味わうラムレーズンアイス入り「カカオとイチゴのパフェ」。

菊乃井本店(きくのいほんてん)
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町459
TEL:075(561)0015
営業:12時〜12時30分(入店)、17時〜19時30分(入店) 第1・第3火曜休(月によって変更あり)
※上記は取材時の情報です。最新の営業時間等は、店舗にお問い合わせください。

料亭美術館(1) 特別食事会
『魯山人鑑賞と京料理を楽しむ』のご案内

日時:2021年2月25日(木)、26日(金)、27日(土)
昼の部:各日11時30分~、12時~、12時30分~受付 所要約4時間を予定
夜の部:各日17時~、17時30分~、18時~受付 所要約4時間を予定
参加費:1名5万円(税・サービス料込み)、1組2名より受付
募集人数:各回30名
応募方法:菊乃井本店に直接電話でお申し込みください。(TEL:075-561-0015)
受付期間:〜2021年2月10日

応募多数の場合は抽選。参加者には店より電話で連絡し、その後の手続きを説明いたします。参加費には飲料代は含まれません。展示内容、料理の内容や器などは変更になる場合があります。食事は座敷で相席になる場合があります。状況により開催されない場合があります。

撮影/森山雅智 きものコーディネート/相澤慶子 ヘア&メイク/重見幸江〈gem〉(常盤さん) 久保田美季〈市田美容室〉(若女将) 着付け/川上まり子〈市田美容室〉(常盤さん) 取材・文/西村晶子 取材協力/梶古美術

『家庭画報』2021年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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