美味手帖

日本人女性が率いるパリの人気カフェが2号店を開店!ユニークなサンドイッチに注目

京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。旅の計画にぜひお役立てください。記事一覧はこちら>>

【3月の美味案内】
春到来!散策名所のランチ

(取材・文/大島 泉)

街角の木々に花が咲き始め、春の訪れを確かめに出歩きたくなる3月のパリ。散策の休憩やピクニックのお弁当にも利用したい気軽なランチスポットの中でも、個性あふれる味がパリで話題のお店を4回にわたってご紹介しています。第3回は、日本人女性が率いる、個性豊かなサンドイッチのお店です。


チキンサンドイッチを中心に、左は野菜にフリーカ(青麦のシリアル)を合わせたタブレ(サラダ)4€50、奥はアイスルイボスティー3€50、右はレモンとケシの実のシフォンケーキ3€50。

素材と食感の出会いにハッとするサンドイッチが人気
「モコロコ」

「モコロコ」のお話をする前に、まず「モコナッツ」について触れておきましょう。「モコナッツ」とは、今パリで予約を取るのが最も困難なランチスポットのひとつ。2015年にバスティーユの東に、日本人女性平山モコさんとレバノン系フランス人のご主人がオープン、以来カフェのレベルを超えた新鮮でおいしい食事で、大人気のお店。パリ一おいしいと言われるクッキーでも名高いカフェです。


バーガー用のバンに挟まれた、イタリアンのミートボール「ポルペット」をベースにしたメンチカツ、カブのピクルス、サラダ、アンチョビソース、11€。

サンドイッチとバーガーがメインの2号店

その「モコナッツ」の姉妹店として、昨年12月に近くにオープンしたのが「モコロコ」です。こちらは、サンドイッチとバーガーを中心としたクイックランチのお店。モコさんならではの感覚で、新鮮な素材を、思いがけない組み合わせや味つけで、ハッとするような味わいに仕上げています。オープンキッチンに沿って、カウンター席が20席ほどのこぢんまりしたお店ですが、テイクアウトも可能です。


ベジタリアン向けの、プルロット(ヒラタケの一種)のグリルと、ペストソースとサレール(フランスのカンタル県産のセミハードタイプのチーズ)のサンドイッチ、10€。

1番人気はミートボールがベースのメンチカツをサンド

サンドイッチは3種類。パンもお店で焼いています。1番人気は、バーガー用のバンズで、イタリアンのミートボール「ポルペット」をベースにしたメンチカツやカブのピクルス、サラダ、アンチョビソースを挟んだ、ボリュームたっぷりのサンドイッチ。


ミラノ風に薄く焼いたチキンカツ、スカモルツァ(南イタリア産のチーズ)とケッパーのサンドイッチ、13€。

2つ目はベジタリアンにもおすすめの、プルロット(マイタケの一種)のグリルと、ペストソースとサレール(フランスのカンタル県産のセミハードタイプのチーズ)のサンドイッチ、3つ目は、ミラノ風に薄く焼いたチキンカツとスカモルツァ(南イタリア産のチーズ)、ケッパーのサンドイッチです。こうして材料を列挙しただけでも、素材同士の出合いの意外性と、そこから生まれる新しい味わいが伝わるのではないでしょうか。


コインランドリーだった場所を、シンプルながら素敵な空間に改装した店内。右のオープンキッチンで、手際よくトーストしたパンに具材を挟んでサンドイッチを作ってくれる。

パリ中で話題のクッキーもお忘れなく

サンドイッチだけでも十分ボリュームがありますが、モコさんの料理のエッセンスを味わえるサラダやスープなどのサイドメニューも、ぜひお楽しみください。ドリンクは、生姜の効いたレモネードや冷たいルイボスティーなどがおすすめです。すぐに売り切れてしまう人気のクッキーをはじめ、日替わりシフォンケーキやピーカンナッツのブラウニーなどのデザートもどうぞお忘れなく。


オリジナリティ溢れるメニューを考案する平山モコさん。

NYで弁護士をしていたという経歴を持ち、料理人に転身後は「ヤムチャ」などパリの星つきレストランで修業したモコさん。どの料理も国境を楽々とまたぎ、好奇心いっぱいの自由さが伝わってくるものばかりです。カウンター内で腕をふるうのは、アメリカ出身のシェフ、ブレーズです。


バーやレストランが並ぶ通りに面する、ひっそりと小さな店構え。今はランチタイムだけだが、今後は夜はタパスバーとして営業する計画があるという。

お店があるシャロンヌ通りは、レストラン、バーなどの並ぶ楽しい通りです。バスティーユ界隈から、賑やかなアリーグル市場に続く小道に隠れたアトリエなどをのぞきながらの散策の休憩にぴったりのロケーションです。

MOKOLOCO
(モコロコ)

74 rue de Charonne 75011 Paris
電話 なし(予約不可)
営業時間 11時30分~17時
定休日 日曜・月曜
公式インスタグラム @mokoloco_paris
※フランス政府による新型コロナウイルス対策の措置により、3月26日現在休業中です。お越しになる際は、姉妹店「MOKONUTS」に、お電話で営業しているかどうかをご確認ください。(MOKONUTS:電話 +33 (0)9 80 81 82 85)

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大島 泉/Izumi FILY-OSHIMA

ライター、コーディネーター、通訳、翻訳者

東京生まれ、東京育ち。1989年にパリへ移住。現在はパリ郊外、サンジェルマン・アンレイ暮らし。

撮影/村松史郎

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