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パリジェンヌが大好きな名物キッシュ!マレ地区の人気カフェ「ル・ヴォルティジュール」へ

京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。旅の計画にぜひお役立てください。これまでの記事を読む>>

【2月の美味案内】
まだ間に合う!
美味とともに冬の名残を楽しむ

(取材・文/大島 泉)

2月のパリはまだまだ厳しい寒さが続きます。この時期にパリ人が手早くランチをとりたいときの人気メニューが「キッシュ」です。冬の冷気に湯気がほんわりと上がる様子には、心も温まり食欲がそそられるはず。これぞフランスのコンフォートフードです。

ロレーヌ地方発祥の、ベーコンとグリュイエールチーズの入った「キッシュ・ロレーヌ」をはじめ、パリのカフェやブーランジュリーではたくさんの個性豊かなキッシュに出合えます。本記事から4回にわたり、パリならではの気のきいたキッシュを楽しめる、観光客も気軽に立ち寄れるお店をご紹介します。

ボルティジュールのキッシュ

ポロネギとヤギのチーズとごまのキッシュ。グリーンサラダとグラス入りの野菜スープ付き。12€80。

1.マレ地区の人気カフェ「ル ・ヴォルティジュール」

今回ご紹介するのは、流行の発信地・マレ地区で人気のカフェ「ル・ヴォルティジュール」です。

1年中賑わうフラン・ブルジョワ通りの一角にテラス席を広げた「ル・ヴォルティジュール」は、朝から晩まで、寒い日でもお客さまの絶えないお店。その人気の秘密のひとつが、常時5種類揃うキッシュです。

昔ながらのカフェのカウンターや床のタイルがレトロ感たっぷりな店内。

1人分ずつ焼かれるほくほくのキッシュ

大きなお皿の上に、シンプルなグリーンサラダと温かい野菜スープとともにのったキッシュが、熱々の湯気を上げながら運ばれてきます。キッシュはホール型をカットしたものではなく、1人分のサイズごとに焼かれた丸いもの。タルト生地の底が可能な限り薄く作られている分、具材がたくさん詰められており、食べやすくボリューム感もたっぷりです。

この日のキッシュ5種。左上のキッシュ・ロレーヌから時計回りに、ほうれん草とヤギのチーズとごま、ポロネギとヤギのチーズとゴマ、ズッキーニとペストソースとフェタチーズ、中央がほうれん草とサーモン。

キッシュは5種。食べ比べも楽しい

5種類のメニューは定番のキッシュ・ロレーヌのほかに、同じく人気の高い「ほうれん草とサーモン」のほか、今パリで増える一方のベジタリアンに対応した3種があります。さっぱりとした風味の「ほうれん草とヤギのチーズとごま」、柔らかくとろける「ポロネギとヤギのチーズとごま」、南ヨーロッパの味を集めた「ズッキーニとペストソース(バジルソース)とフェタチーズ」です。似たような具材に思えますがそれぞれ違った味わいがあり、お仲間と一緒に食べ比べてみるのも一興でしょう。

その場で作ってくれるフレッシュな野菜ジュース。写真は3色の人参、りんご、生姜。6€。

野菜スープやフレッシュジュースもおすすめ

小さなグラスに注がれたこの日の野菜スープは、じゃがいも、にんじん、根セロリのミックス。夏はガスパチョなどの冷製スープに変わるなど、季節に合わせたこまやかな気遣いも嬉しいポイントです。

パリの昔ながらのカフェらしいインテリアやフレンドリーなスタッフも、居心地のよさを感じさせてくれます。キッシュのほかに、オーダーを受けてから作る野菜や果物のフレッシュジュースや、手作りのチーズケーキなどもリピーターの多い人気メニューです。

通りに張り出したテラス席は、お昼時や夕方、週末などは早い者勝ちの人気ぷり。

Le Voltigeur
(ル・ヴォルティジュール)

45 rue des Francs-Bourgeois 75004 Paris
電話 +33 (0)1 42 76 97 06
営業時間 10時~翌2時
定休日 なし
https://www.levoltigeur.fr

大島 泉/Izumi FILY-OSHIMA

ライター、コーディネーター、通訳、翻訳者

東京生まれ、東京育ち。1989年にパリへ移住。現在はパリ郊外、サンジェルマン・アンレイ暮らし。

撮影/村松史郎

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