市販のあんこう鍋セットにひと手間で、さらにおいしくなります

10月も後半、いよいよ寒さも深まり鍋料理の恋しい季節になってきました。本日10月22日は、「あんこうの日」だそうなので、それにちなんだ「あんこう鍋」のレシピをお届けしましょう。人気料理研究家・藤井 恵さんの著書『とっておきの晩酌レシピ』より。

さすがにあんこうを一から捌くのは難しいので、本レシピでは、スーパーなどで売っている手軽な切り身の鍋セットを利用します。肝が入っているものを選んでくださいね。あんこう鍋にはうどを合わせるのが藤井さんのお気に入りだとか。うどはさっといりつけて水気を飛ばすと、最後まで肝の濃厚な味わいが楽しめます。だしは、削り節と昆布の合わせだしか、市販の和風だしの素を袋の表示にしたがって使用してください。

【材料　2人分】
・あんこう（鍋用切り身セット・きも入りのもの）　500g


・塩　大さじ2

・うど　1本

・A [みそ　大さじ3／酒　大さじ2／しょうが（すりおろす）　1かけ]

・だし　3カップ

【作り方】
1：あんこうの身ときもに塩をふって5分ほどおき、水で洗う。鍋に熱湯を沸かし、身ときもを入れ、白くなったら水にとり、洗って水気を拭き取る。

2：きもは包丁でペースト状になるまでたたく。うどは5mm厚さの斜め切りにしてから細切りにする。

3：鍋を中火で熱し、うどを入れてしんなりするまでいりつけて取り出す。

4：3の鍋にきもを入れて混ぜながら火を通し、Aを加えて混ぜ、煮立ったらだしを加えてきもをのばす。

5：4にあんこうの身を加え、煮立ったらアクを除き、3～4分煮、うどを戻し入れてひと煮立ちさせる。

「大切に温めてきた、私のおつまみレシピの集大成です」－藤井 恵。 辛党で知られる人気料理研究家・藤井 恵さんの最新刊は、体によくて心ほころぶ、春夏秋冬の絶品おつまみ。身近な旬の食材を、ほんの一工夫で体によくて華のある一品に仕立てるワザが満載です。