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アメリカのスパークリングワインは、冷涼な産地らしい心地よい果実味!

2023.06.27

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世界のスパークリングワイン最前線 第7回(全10回) 見ているだけで心をときめかせてくれる、グラスを満たす泡。スパークリングワインは今、世界のさまざまな国で造られ、土地に根差した個性溢れる高品質なものが続々と誕生しています。特徴を知ると、味わいもより深く感じるもの。各国の魅力を学び、日々の食卓に華を添える、お気に入りの一本を見つけてください。前回の記事はこちら>> スパークリングワインデータの見方 (1)ぶどう品種:CH=シャルドネ PN=ピノ・ノワールおよびピノ・ネロ PNP=ピノ・ノワール・プレコス M=ムニエまたはピノ・ムニエ PA=ピノ・オーセロワ PB=ピノ・ブラン CF=カベルネ・フラン GV=グリューナー・フェルトリーナー Sy=シラーズまたはシラー VI=ヴィオニエ RL=リースリング PRO=グレーラ CB=シュナン・ブランまたはシュナン ME=マカベオ PL=パレリャーダ XA=チャレッロ 甲州=甲州 (2)色 (3)希望小売価格 (4)問い合わせ先

アメリカ――冷涼なワイン産地らしい心地よい果実味


カリフォルニア州で最も多く栽培されている白ぶどうはシャルドネ。黒ぶどうのピノ・ノワールは2004年の映画『サイドウェイ』の公開で人気沸騰。どちらもシャンパーニュや世界中のスパークリングワインの生産には欠かせない品種で、豊富な果実味やスパイシーさ、ボディや複雑味が魅力です。

アメリカ

〈左〉NV Piper Sonoma Brut Sonoma County(NVパイパー・ソノマ ブリュット ソノマ・カウンティ)

(1)CH70%、PN20%、PB3%、リザーヴワイン7% (2)白 (3)4950円 (4)布袋ワインズ
シャンパーニュメゾン「パイパー・エドシック」が1980年に創業。現在はカリフォルニアワインの立役者故ロバート・モンダヴィの息子マイケル夫妻が運営し、高級ブランドを傘下に持つ「フォリオ」社が生産から販売までを管轄。緑に囲まれた夏の避暑地で味わいたい、軽快感あるスタイル。





〈中〉Freeman YU-KI Estate Vineyard Rosé Brut West Sonoma Coast 2020(フリーマン ユーキ・エステート・ヴィンヤード ロゼ・ブリュット ウエスト・ソノマ・コースト 2020)
(1)PN100% (2)ロゼ (3)1万3750円 (4)WINE TO STYLE
2001年ピノ・ノワールとシャルドネに特化したワイン造りのためにアキコ&ケン・フリーマン夫妻が起こしたワイナリー。2015年にはスティルワイン「涼風シャルドネ」が、当時の安倍首相とオバマ大統領の公式晩餐会に登場。ロゼ・スパークリングは赤系果実と塩味とビター感が相乗した新顔。





〈右〉Iron Horse Wedding Cuvée 2014(アイアンホース ウェディング キュヴェ 2014)
(1)PN72%、CH28% (2)白 (3)8250円 (4)リエゾン
カリフォルニア州ソノマの家族経営ワイナリー。5代にわたり米国大統領によってホワイトハウスの公式ワインとして供されている。畑の分析やテクノロジーを駆使した土壌改良、海の保全活動のための特別キュヴェを生産し寄付するなど先進的な取り組みを行う。果実のうまみ、良質の酒質が魅力。





州北部の冷涼な沿岸地域では高品質のピノ・ノワールとシャルドネが造られています。ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーAVA(アメリカ政府の公認葡萄栽培地域)内で最も涼しいグリーン・ヴァレーは、フリーマン・ワイナリーの拠点であり、1970年代にスパークリングワインにフォーカスしたワイナリーのアイアンホースが開墾した産地です。本家シャンパーニュメゾンが仕切るパイパー・ソノマを交えた、三者三様の泡の世界が広がります。
表示価格はすべて税込みです。 監修・取材・文/青木冨美子 撮影/本誌・坂本正行 スタイリング協力/岩埼牧子
『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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