名料理店とラグジュアリーホテルがコラボレーション！ 花見弁当で京都の春を味わう

京都で花見弁当の宴を

街のいたるところが桜色に染まる京都の春。家庭画報企画による期間限定の特別席と、雅なお弁当が味わえる名料亭へ、ご案内します。



「HOTEL THE MITSUI KYOTO」の「四季の間」で、「木乃婦」の主人、高橋拓児さん考案の花見弁当をいただく特別席。毎月変わる部屋のしつらいは武者小路千家の千 宗屋家元後嗣が監修、襖絵は日本画家、朝倉隆文氏の作。

木乃婦×HOTEL THE MITSUI KYOTO
風雅な庭に臨む特別席で味わう
気鋭の料理人の“新・花見弁当”

ホテルのレストランで使うプレートの上に特注の杉箱を重ねた、この特別席のために考案された花見弁当。上から右回りに、7～8種の料理が盛り込まれた口取り、鱒の難波焼・白芋茎とこごみの胡麻酢和え、ちり酢を添えたお造り3種、東坡豆腐・鯛の子・筍の炊き合わせには木の芽ゼリーがかけられている。

世界遺産の二条城に程近い、三井総領家の居宅があった地に佇む「HOTELTHE MITSUI KYOTO」。“継承と新生”をテーマに、モダンな和の空間と洗練されたおもてなしで、特別な京都滞在が約束されたホテルです。

なかでもゲストを魅了しているのが、ロビー＆ラウンジの先に広がる日本庭園。季節により変化する自然を映し出し、春には八重の枝垂れの一本桜が咲き誇ります。



ホテルの中庭は四季の移ろいとともに表情が変わる。枝垂れ桜は例年4月10日前後に満開となる。中央奥の瓦屋根の建物が「四季の間」。

開業3年目を迎えるこの春は、庭を愛でながら過ごす特別席での花見弁当を企画。中庭を散策しながら桜を楽しんだ後、案内されるのはかつて三井家にあった書院の広間を総檜造りで再現した「四季の間」。歴史を継承する床や多種多様な意匠を取り入れた格調高いお座敷で、京料理の伝統を大切にしつつしなやかに革新的な料理に挑む「木乃婦」のお弁当をいただくことができます。

「このホテルらしい花見弁当を、今回の特別席のために仕立てました。松花堂弁当をこれまでにない形に進化させています」と話すご主人の高橋拓児さん。



手前から、春が旬の油目に干し子、よもぎ豆腐、木の芽うどを添えた煮物椀。寿司飯に穴子とれんこんを混ぜ込んだ、上品でやさしい味わいのちらし寿司。

奉書紙で囲った杉箱の中に口取り、お造り、焼き物、炊き合わせを盛り込み、先付やお椀、ご飯もいつにも増して華やかに表現。デザートにも新しい発想がキラリと光ります。



いちご、甘酒入りのきんとんに、和三盆でキャラメリゼしたくるみ、つくし砂糖漬け、ローズティージュレを添えたデザート。煎茶とよく合う和の仕立てに。



名料理店×ホテルのコラボレーションで特別なひとときを演出してくれる、「木乃婦」の3代目主人、高橋拓児さん（右）とホテル総支配人の楠井 学さん（左）。