オメガ3脂肪酸が豊富！刺し身用さくで作る「カツオの角煮」。藤井恵さんの更年期ごはん

NHK『きょうの料理』、『あさイチ』、日本テレビ『ヒルナンデス！』など、多数のメディアに出演する人気料理研究家・藤井恵さん。第一線での活躍の一方、40代から更年期症状に悩まされていたといいます。

藤井恵（ふじい・めぐみ）さん／1966年生まれ。料理研究家。管理栄養士。おうちごはんをおいしくてヘルシーな特別な一品に仕立てるワザで大人気。雑誌、書籍、テレビをはじめSNSで手軽で作りやすいアイデアレシピを発信し続けている。

「40代後半から疲労感、湿疹、不眠、髪のパサつきが現れてきて、なかでも手湿疹がひどく、皮膚科を受診しても治らなくて……。仕事は猛烈に忙しいし、家事はあるしの状態で『なぜ不調なんだろう？』と思いながらも、気力で乗り切った数年間でした。それが昨年、高尾美穂先生の著書『いちばん親切な更年期の教科書』（世界文化社）を読んで、『あの不調が更年期だったのか！』と思い至ったんです。」


ご自身の体験をもとに、更年期をサポートする食事のレシピを1冊にまとめた『藤井恵さんの更年期ごはん』が2021年11月に発売されました。本書から、作り置きができて便利な「かつおの角煮」を紹介します。

『藤井恵さんの更年期ごはん』の監修は、産婦人科医の高尾美穂先生（右）。書籍にはお二人の対談も収録されています。

良質な油で動脈硬化を予防する

更年期はエストロゲンの減少でコレステロールが増えやすくなり、動脈硬化の原因に。動物性脂肪をへらし、えごま油、魚の油などに多く含まれるオメガ3脂肪酸を積極的にとるよう心がけましょう。

カツオの角煮

オメガ3脂肪酸のDHAは脳を活性化させ、情報伝達をスムーズにする効果が期待できます。わけぎに含まれるビタミンB6は脳の興奮を鎮める作用も。



材料（作りやすい分量）
カツオ（刺身用さく）…300g
わけぎ（斜め切り）…3本

A
・しょうが（薄切り）…1かけ
・しょうゆ、酒…各大さじ1+1/2
・砂糖、酢、みりん…各大さじ1

作り方
(1) カツオは2㎝角に切り、熱湯で1分ほどゆでてざるに上げる。
(2) 鍋にA、1を入れて火にかけ、煮立ったら少し火を弱めて煮汁が少し残るまで煮たら取り出す。わけぎを入れて、しんなりするまで煮る。

全量
エネルギー　474kcal
塩分　4.0g
たんぱく質　80.1g

作りおきOK。冷蔵保存3～4日間

・ほかのレシピを見る>>