家庭画報の手土産 第21回(全28回) 美しく、そして美味しい手土産は、私たちにとって相手を大切に想う心を伝える必携アイテムです。この特集では家庭画報ゆかりの皆さまや、家庭画報編集部の「美味手帖」から選りすぐりのアイテムを、セレクトしたエピソードとともにご紹介します。前回の記事はこちら>>
お好みは王道派?今どき派?食べ比べも楽しいおはぎ5選
日持ちはしないけれど無添加で手作り。そんな朝生菓子の代表格が、どこか懐かしい和スイーツとして進化しています。可愛らしくて味にも個性がある、今どき感をまとったおはぎをセレクトしました。

下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。
日替わりおはぎ 180円〜。写真は日替わりおはぎセット7個入り 1900円前後(金額は当日に決定)。
四季の移ろいを映した麗しき彩りに心躍る「タケノとおはぎ(東京・桜新町)」
インパクトのある美しさと、和洋の垣根を超えた斬新な味わいで人気の「タケノとおはぎ」。季節を意識して作る7個セットは、店主・小川寛貴さんのお祖母さまが作っていたおはぎを原点としたこし餡・粒餡の定番に加え、白餡ベースの季節替わりや日替わりのおはぎ5種が入っています。口金を使った餡のデコレーションや、創意溢れる食材の組み合わせは唯一無二。着色料を使わず果物のピューレや野菜パウダーで工夫した繊細な彩りも見事です。
●タケノとおはぎ 桜新町店
東京都世田谷区桜新町1-21-11
TEL:03(6413)1227
インスタグラム:@takeno_to_ohagi
店頭販売のみ、7個セットとオーダーメイドブランド「春まど」はオンライン予約可
写真手前右より時計回りに、和紅茶 220円、こしあん 190円、きなこ 210円、つぶあん 200円、くるみ 240円、黒金ごま 220円(4個・6個用箱あり)。
奥神楽坂に昨年オープンした売り切れ御免の人気店「おはぎと大福(東京・神楽坂)」
神楽坂駅から約3分。街の喧騒からはなれた情緒あるエリアとして注目されている“奥神楽坂”の裏路地にある「おはぎと大福」。好きが高じてお店を開くこととなったという店主の立原則明さんが試行錯誤を重ねて完成させた無添加のおはぎは、もち米をあまりつぶさない粒立った食感や、塩みを効かせた青じそを混ぜたすっきりとした風味など、独創的な工夫がある軽やかな味わい。定番のおはぎ4種類と、日替わりの変わり種2種類が毎日店頭に並びます。
●おはぎと大福
東京都新宿区天神町35 谷井アパート1階
TEL:03(6457)5725
インスタグラム:@ohagitodaifuku
店頭販売のみ、電話予約可
手前右から時計回りに、深煎りきなこ雑穀もち 130円、ほうじ茶黒米もち 140円、鳴門金時雑穀もち 180円、焼栗黒米もち 230円、みたらし雑穀もち 160円、くるみ黒米もち 180円、黄身かぼちゃ黒米もち 180円、大納言雑穀もち 130円。
素材の味を大切にした季節感溢れるおはぎ「森のおはぎ(大阪・豊中)」
餡ともち米、甘みと塩気のバランスが絶妙の、見た目も美しい関西の創作おはぎの草分け。桜や青豆、落花生やとうもろこし、味噌や黒豆といった珍しい食材や季節素材を吟味して用い、お餅はプチプチ食感の雑穀もちと色が楽しい黒米もちの2種類。表面をあぶったり、3層構造にするなど、これまでにない技法にも挑戦し「もっと美味しい、もっと可愛いおはぎ」を目指す店主の森百合子さんの思いが、一つ一つに込められています。
●森のおはぎ
大阪府豊中市中桜塚2-25-10
TEL:06(6845)1250
インスタグラム:@morinoohagi
店頭販売のみ、電話予約可
写真手前右より時計回りに、抹茶とわかめ、小豆と胡麻、小豆と塩の花、小豆ときな粉、ほうじ茶とレモン、さつまいもとコーヒー。各300円(4個・6個用箱あり)。
斬新な取り合わせが冴えるデザート感覚で味わうおはぎ「アトリエフジタ(東京・代々木上原)」
在来種の無農薬野菜や岡山から直送される魚介を使った、和とフレンチが融合する創作料理と出会えるレストラン「アトリエフジタ」。デザートの一つとして提供している人気のおはぎを、レストラン営業前の11時〜16時にテイクアウト販売しています。古代米やもち麦で食感にアクセントをつけたもち米を包むのは、無肥料無農薬栽培のあずきや白いんげん豆で作った餡。料理人ならではの感性が光る、厳選素材の妙味ある取り合わせが楽しめるおはぎです。
●アトリエフジタ
東京都渋谷区西原3-4-3 アミティ代々木上原2階
TEL:03(6416)8241
インスタグラム:@atelierfujita_ohagi
店頭販売のみ、電話予約可
定番おはぎ7点セット 1800円。おはぎ1個 220円〜。
いろんな味わいを楽しめるカラフルな一口サイズ「小浜おはぎ研究所(兵庫・宝塚)」
常時15〜20種類のおはぎを揃える専門店。元美術教師の藤原幸司さん考案のおはぎは、2021年のオープン以来130アイテムほどあり、もち米に組み合わせる餡や素材は、和素材、季節のフルーツ、野菜などさまざま。ラズベリーの酸味を白餡の甘みと重ねたり、紫いもやかぼちゃを餡にしたりと、一つ一つの味と色を変えています。一回に2個3個食べられる、一口サイズで甘さ控えめ。お取り寄せのおはぎは冷凍発送されます。
●小浜おはぎ研究所
兵庫県宝塚市小浜2-1-2-101
TEL:090-1885-0891
インスタグラム:@ohagi.lab
全国発送可(店頭、オンラインにて)
撮影/本誌・西山 航 伊藤 信 取材・文/鈴木博美 取材協力/久保香菜子 平岩理緒
※特集内でご紹介する商品の情報、価格は2022年9月7日現在のものです。
事情により内容が変わる場合がございます。
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『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。