美味手帖

仕上げにも隠し味にも使える豊潤な淡口醤油。「龍野乃刻」でいただく秋の一品

My Delicious 喜ばれる手土産/平山由香さん(料理研究家)

日頃から、愛用している調味料やスパイスを手土産にするという平山由香さん。

料理をする際は、塩で味を決めて醤油で旨みと香りを加えるようにしており、それゆえに塩も醤油も手順を踏んで仕込まれたものを使っています。

「信頼のおける調味料で作ると、手の込んだことをしなくても数段おいしくなります」。

今回はこの「龍野乃刻(たつののとき)」に合わせて、秋らしい鯛の酒蒸しをご提案くださいました。

龍野乃刻と鯛の酒蒸し

器に昆布、塩をした鯛の切り身を置き、酒をかけて3分蒸す。きのこ、わかめ、小巻ゆばを盛ってさらに5分蒸し、仕上げに「龍野乃刻」を数滴かけて柑橘を添える。

昆布とともに蒸した鯛は、仕上げに「龍野乃刻」をかけるだけで、素材本来の旨みがぐっと引き立ち、柑橘の酸味ともピタリと合います。

龍野乃刻

播磨産の原料を春に仕込んで秋に搾る、年に一度だけの限定醸造淡口醤油「龍野乃刻」。1本ずつ箱入り。予約受け付けは10月末まで、お届けは11月上旬〜。数に限りあり。310ml×2本入り1944円/ヒガシマル醤油(通販限定)

「原料選びや醸造に手をかけている淡口醤油は、熟成香があり、上品で軽やか。濃口醤油ほど主張しないので隠し味にも使えます。醤油はどのご家庭にもある調味料なので差し上げるかたを選ばず、皆さん喜んでくださいます」。

平山由香さん

平山由香(ひらやま・ゆか)さん
料理研究家、国際中医薬膳管理師、オリーブオイルソムリエ。料理教室キュイエール主宰。お味噌汁復活委員会代表。各種メディアで身体と心を整えるレシピ、気軽に楽しむテーブルコーディネートを紹介。

表示価格はすべて税込みです。

撮影/伊藤 信(静物) 馬場敬子(人物) 取材・文/西村晶子

『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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