レシピ

アウトドアシーンでの「土鍋」活用レシピ。焼いたり炊いたり、保温&保冷と大活躍!

夏を楽しむ アウトドアで大人遊び 第5回(全12回) 大人世代は別荘で、あるいは自宅のガーデンで、そして旅先で、自然に親しみながら、ゆったりとエレガントに、外遊びを楽しむのが今の気分。この夏、大人の女性の心が躍るアウトドアの魅力、より楽しむためのアイディアをお届けします。前回の記事はこちら>>

福森道歩さん

土鍋はアウトドアでも万能選手

(ふくもり・みちほ)陶芸家。三重県の伊賀・丸柱に江戸時代から続く窯元「土樂」の8代目。短大卒業後、料理を学び、京都の禅寺での生活を経て家業に入る。土鍋と器を作る傍ら客人を料理でもてなし、素材の持ち味を引き出す土鍋料理で魅了。

土鍋はアウトドアでも万能選手

火の通りが柔らかで、保温性のある土鍋は、年中使えて、アウトドアでも大活躍。冬の鍋物の道具と思われがちですが、焼く、炒める、炊くなどのさまざまな調理ができ、使うほどに魅力を感じる万能選手です。

窯の中でじっくり温めた土鍋に肉や野菜を焼きつけると、外側は香ばしい焼き目がつき、中は遠赤外線効果でふっくらジューシーに。締めのご飯はつやつやでもっちり炊け、炊き上がり前に火を強めれば、おこげも楽しめます。

そのまま器としても使えて盛り映えする大鉢になり、料理も冷めません。保冷性もあるので、土鍋に入れた氷はなかなか溶けず、屋外でも新鮮なお造りや冷やした料理を楽しめます。

かつおたたき

土鍋はアウトドアでも万能選手

◆材料(作りやすい分量)
かつお 半身
塩 適量
けん 大根(せん切り)1/4本分、きゅうり(せん切り)1本分
薬味 青じそ(せん切り)、みょうが(せん切り)、おろししょうが、スライスにんにく 各適量
すだち、醬油 各適量
※ほか、冷却用と盛りつけ用の氷は多めに用意

◆作り方
(1)かつおは半分に切って、皮目に近いところに金串を刺し、全体に塩をふりかける。

(2)藁をギュッと束ねて火をつけ、黄色い煙を立たせた燻製香をまとわせる。炎が立ってきたら皮目を焼き、返して身のほうも焼く。

土鍋はアウトドアでも万能選手
氷を入れたボウルに移し、熱いうちに金串を抜く。氷を入れたビニール袋を上からのせて急速に冷やす。

土鍋はアウトドアでも万能選手
(3)(2)を好みの厚さに切り、氷を敷き詰めた土鍋にけんとともに盛り、薬味を添える。すだちを絞って塩や醬油でいただく。

へしこピッツァ

◆材料(径20センチ4枚分)
カチョカバロ、モッツァレラチーズ 各適量
へしこ、オリーブ 各適量
マッシュルーム(薄くスライス) 適量
オリーブ油 適量
ピッツァ生地(径20センチ4枚分)
強力粉 200グラム、塩 4グラム、水 100ml、オリーブ油 大さじ1強

◆作り方
(1)ボウルにオリーブ油以外のピッツァ生地の材料を入れて混ぜ合わせる。オリーブ油を加えながらこねる。4等分して丸め、ラップをかけて1時間ほどおく。

(2)打ち粉をして(1)の生地をのばす。20センチ径に切ったオーブンシートの上に生地を置き、薄くスライスしたへしことオリーブ、刻んだチーズ2種をのせる。シートごと窯に入れて焼く。

(3)生地の外側がカリッとしたら窯から出して器に盛る。マッシュルームをのせ、オリーブ油を回しかける。

カオマンガイ

土鍋はアウトドアでも万能選手

◆材料(作りやすい分量)
米 2合
鶏がらスープ 2カップ(ローストチキンを焼いた後に残ったスープに水を加えて塩で調味しておく)
鶏肉と骨 ローストチキンの残りを使用
しょうが(せん切り) 2かけ分
香菜、レモン 各適量

◆作り方
(1)土鍋に鶏がらスープと洗っていない米を入れて混ぜる。上にローストチキンの残りの肉と骨をのせ、しょうがを散らす。

(2)ふたをしてガス火にかけ、沸騰したらごく弱火にし、13分加熱する。ふたの穴はキッチンペーパーなどでふさいでおく。

(3)炊き上がったら、刻んだ香菜を散らし、レモンをたっぷり絞っていただく。

ローストチキン

土鍋はアウトドアでも万能選手

◆材料(作りやすい分量)
骨付き鶏もも肉 2本(600グラム)
塩 小さじ2
こしょう 適量
ハーブ(タイムやローズマリーなど好みで) 適量

◆作り方
(1)土鍋を窯に入れ、約1時間熱しておく。鶏肉は塩、こしょうをふってもみ込み、ハーブも加えて香りをつける。常温で約1時間おく。

(2)窯から土鍋を取り出し、鶏肉の脂身の部分(またはオリーブ油)を鍋全体になじませ、鶏肉を皮を下にして入れる。鍋肌に押しつけるようにして皮目を焼き、ふたをして窯に戻す。ときどき様子を見て皮目がこんがり焼けたら返し、金串を刺して肉汁が透明になるまで30分ほど焼く。ハーブとともに焼くと、香りよく仕上がる。
〈窯がない場合〉土鍋にふたをして火にかけ、10分ほど温める。鶏肉の脂身の部分を鍋に入れてジュッと音が出るくらい温まったら脂を全体になじませ、鶏肉の皮を下にして押さえながら皮目を焼く。ふたをして弱めの中火で10分ほど焼き、皮目にしっかり焼き色がついたら返してさらに10分ほど焼く。火を止めて10分ほど蒸らす。仕上げに再度、皮目を焼きつけてパリッとさせると美味。

撮影/阿部 浩 取材・文/西村晶子

『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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