美味手帖
2022/06/08
名店の味を自宅で堪能。じっくり煮込んだメンマも美味。「高級シューマイ」はレンジではなく、蒸して温めるとふっくら仕上がる。
福岡県小倉に昭和30年に誕生した「中国料理 耕治」は、吟味された食材を使い、あえて華美な飾りつけをしないスタイルが特徴。質実を大切にする心意気が伝わってくる料理は多くの人々の心を捉え、数々の文化人にも愛されてきた名店です。
・「中国料理 耕治」の美味をオンラインショップで今すぐお取り寄せ>>
店の看板となっている東京風醬油ラーメンの味は、江戸中期創業の東京・浅草の幻のそば店「おく山萬盛庵」の末子だった先代・平野耕治さんが完成させたもの。歯切れのよい細麺にからむ澄んだスープは深みのある味わいで、自家製叉焼(チャーシュー)は肉の旨みがしっかり感じられます。
この丁寧で潔い唯一無二のおいしさに魅せられた一人が、食通として有名な永六輔さん。店を訪れた際はいつも、魯山人の書を眺めながら味わっていたのだとか。もう一つの人気メニューは貝柱たっぷりのジューシーな「高級シューマイ」。どちらも家庭でできたての味を楽しめるよう工夫を凝らした逸品です。
表示価格はすべて税込みです。
撮影/本誌・坂本正行 スタイリング/梶井明美 取材・文/鈴木博美
『家庭画報』2022年7月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
今回ご紹介した商品をはじめ、家庭画報・料理班が見つけたおいしいものを発信するインスタグラム「美味しい! 家庭画報」(@bimi_kateigaho)はこちら>>
© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.
Loading