美味手帖
2022/06/06
雑誌『家庭画報』編集部で料理班に在籍四半世紀のパンダ社長が、厳しい目で選んだとっておきの「おいしいお取り寄せ」を熱狂的にお勧めするコラムです。一覧はこちら>>
梅の日の由来は室町時代にさかのぼります。後奈良天皇が賀茂神社の例祭(現在の葵祭)で当時貴重な梅を奉納し神事をおこなったところ、日照り続きが解消され雨に恵まれた故事にちなんでいます。後奈良天皇が梅を奉納したのが天文14(1545)年4月17日でこれは現在の6月6日にあたります。
またこの雨で豊作となったことからこの慈雨を「梅雨」とよび、福をもたらす梅を贈り物にするようになったとか。これがお中元の起源ともいわれています。
梅の効能はたくさんあります。疲労回復、食欲増進、カルシウムや鉄分の吸収の促進に殺菌作用などなど。
まず体のバランスを整えるミネラルのうち鉄分やカルシウムが豊富。クエン酸は疲労回復や疲れにくい体作りに。殺菌作用にも優れ、お弁当に一粒の梅干しは理にかなっているんです。このクエン酸は新陳代謝を促し体内の老廃物排出も促します。
ほかにもいろいろと体にいいことがある梅、積極的にいただきましょう。
月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。おいしいものを食べること、人に勧めることが人生最大の喜び。現在、「家庭画報ショッピングサロン」の運営会社の代表取締役社長。
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