初夏の「行楽昼膳」 第8回(全18回) 首都圏や関西各地から日帰り遠足気分で訪ねられる距離にありながら、別世界を味わえる、個性豊かなレストランにご案内します。前回の記事はこちら>>
「新・鎌倉美味みやげ」スイーツ、パン……立ち寄りたい注目店

鎌倉まで足を延ばしたら、ここならではの美味みやげも持ち帰りたいもの。地元のかたがたに愛される4軒をご紹介します。

下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。
新・鎌倉美味みやげ
1.鎌倉の空気に寄り添う日常のお菓子「nikaido (ニカイドウ)」
店長の武山加奈子さんが一人で作る焼き菓子の専門店。「鎌倉には、食べることや生活を大事にしているかたが多いように思います」と話す武山さん。
そんな地元の日常に寄り添う店を2020年に開きました。毎朝9~10種焼き上げる人気のマフィン(310円~)は「大人が1つ食べきれて、満足できるように」と甘さ控えめ。朝食にもおすすめです。レモンケーキやフルーツパウンド(ともに330円)など、店のお菓子はすべて甜菜糖を使用しており、素材の味が引き立ちます。
1.「nikaido (ニカイドウ)」
地元のかたのリピート率も高い「コーヒーシリアル」100グラム490円。「メープルクッキー」5枚入り800円。
1.「nikaido (ニカイドウ)」
●神奈川県鎌倉市二階堂27-10 (営)10時~17時 水曜定休 (問)インスタグラム(@okashi.nikaido)のダイレクトメッセージから
2.和洋折衷の素材使いに注目。愛らしい姿に心躍るスイーツ「ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ」
小町通りで人気を博した「パティスリー雪乃下」の新ブランド。フランス菓子に日本ならではの食材を取り入れたオリジナルに注目です。マカロンとエクレアを合わせた「エクロン」600円〜はここだけの新商品。
写真は手前から、季節限定の「フレーズ×ピスターシュ」とつぶ餡とこし餡を合わせた「抹茶×あずき」。奥はスペシャリテのマカロン(380円)。常時10種類ほどを取り揃え、丹波和栗とフランボワーズ、瀬戸内レモンとプラリネアマンドなど、ここでも和洋が折衷します。
2.「ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ」
いちごをかたどった「フレーズ」712円は、中のジュレやムースまでいちご尽くし。アーモンドサブレがアクセントに。4月末まで販売。
2.「ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ」
●神奈川県鎌倉市小町2-12-25 TEL:0467(53)9692 (営)10時~18時 不定休 イートインあり
3.手土産に、お祝いに。地元に愛されるパティスリー「グランディール アンサンブル」
「ここにしかないケーキを作りたい」と話すパティシエの門脇勝彦さん。生菓子に焼き菓子、チョコレート、夏場はマカロンサンドなどの冷たいスイーツも登場する充実の品揃えで、お客さまのほとんどが、お目当てのものを目指してやってくる常連さんというのも納得です。
仏・レストラン時代のデセールから着想を得た「タルトショコラ」590円(左)は甘さ控えめですっきり。香り高い紅茶にベリーがアクセントの「テ べルガモットルージュ」635円(右)も人気です。
3.「グランディール アンサンブル」
オレンジとアーモンドに2種のショコラを合わせた「ロッシェ アマンドオランジュ」55グラム920円。
3.「グランディール アンサンブル」
●神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-1-30 TEL:0467(38)5725 (営)火曜~土曜10時~19時30分、日曜・祝日~19時 月曜定休、火曜不定休 イートインあり
4.マラサダ、スパムサンド……鎌倉で見つけたハワイのパン「KOMOPAN (コモパン)」
湘南の海からすぐ近く。「ハワイの田舎のパン屋さん」のコンセプトどおり、南国の明るく温かな雰囲気に満ちた店内には、60種類以上のパンが並びます。
看板商品の「マラサダ」162円(右)やブリトー、スパムサンドなど、ハワイでもなじみ深いメニューが揃いますが、使うのはすべて国産小麦。たとえばマラサダは、もっちり感を出す北海道産と歯切れのよい九州産をブレンドし、脱脂粉乳を入れることでさっぱりとした味わいに。海岸への散歩途中に訪れたい一軒です。
4.「KOMOPAN (コモパン)」
店主・小森俊幸さんおすすめの「サワードウ」800円(左)は、有機栽培の小麦を石臼で挽くところから店で行う。小麦のうまみと甘みが魅力。
4.「KOMOPAN (コモパン)」
●神奈川県鎌倉市腰越4-9-4 ケイ湘南3 103号 TEL:0467(55)5142 (営)8時30分~16時 日曜・月曜定休
料理内容や食材、産地、営業時間、定休日等は変更になる場合があります。予めご確認のうえ、お出かけください。掲載の料金は税込み価格です。別途サービス料がかかる場合があります。
撮影/大見謝星斗 イラストレーション/駿高泰子
『家庭画報』2022年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。