2024年に逝去された篠山紀信さんの撮影により、『家庭画報』が初めてフィギュアスケート特集を手がけたのは2011年。もちろん高橋大輔さんも誌面にご登場。初撮影は新潟でのアイスショーだった。それから早15年。個別取材でのお宝写真と、今の活躍に繫がる当時の想いを改めてご紹介する。
本誌初登場は2011年。家庭画報が見続けてきた15年
25歳、30歳でのお宝写真と言葉たち
スケーター、ダンサー、俳優。進化し続けるエンターテイナー
2011年、高橋大輔さん本誌初登場となる撮影のため、篠山紀信さんとともに新潟のアイスショー会場を訪れた際の衝撃は今でもはっきりと覚えている。「氷上とはまた違う素顔に迫りたい」というコンセプトのもと、メインカットは屋外での撮影となったのだが、降り注ぐ陽光に負けない強い輝きを放っていた。短い時間だったものの、篠山さん、高橋さんお二人の情熱がほとばしるセッションだった。
2011年12月号で本誌初登場!撮影は篠山紀信さん 
篠山さんとの初めての撮影。「2回転してみて!」というリクエストに「氷の上のほうが回りやすいんですよ」と苦笑いしながらも、快く披露。跳び上がって回った笑顔の瞬間をとらえたのが、右ページの写真だ。
高橋さんをはじめ、時代を牽引するスケーターの皆さんを篠山さんの写真でご紹介したその特集の反響は大きく、以来フィギュアスケート特集は、本誌で定期的にお届けする人気コンテンツの一つとなった。
14年に岡山で開かれた引退会見の取材時には、2年後に『ラブ・オン・ザ・フロア』で本格的なダンスが披露されるとは予想だにせず。18年の男子シングルへの復帰、その後のアイスダンスへの挑戦も驚き、喜んだが、村元哉中&高橋大輔組の登場で、日本アイスダンス界が黎明期を迎えたことは間違いない。
「40歳のときにはノリにのっていて、やりがいを見つけ、そこに人生を懸けられるような自分でありたいです。」──2017年1月号より
2017年1月号より(2016年撮影)
実はチェック柄のスーツ。昔は苦手だったというが、お似合いです!

「着る機会が少ないのでタキシードは嬉しいです」。付録のポストカードより。

「ダンスに誘うつもりで!」のカメラマンさんのリクエストに応えたあと大照れ。
自分は夢を見させてくれるエンターテインメントという世界がたまらなく好きだということに気がつきました。いつの日か、アイスショー専門のエンターテインメント集団、カンパニーを設立して、多くのスケーターたちと一緒にショーを作っていけたらと考え始めています。リンクサイドでお酒でも飲みながら見るアイスディナーショー、いいですよね(笑)──2017年1月号より
「赤はもともと好きな色」という高橋さん。私服風のナチュラルな着こなしで。
改めて17年1月号(16年取材)のインタビューを読み返すと、悩みや迷いも含め、すべてが今に繫がっていることがわかる。人生を懸けられるようなやりがいを求めて現役復帰、アイスダンスの扉も開き、奥深い境地に達した表現者だからこそ、つくり上げることのできる世界。これからまた、どんなエンターテインメントに誘ってくれるのだろう。高橋さんのことだから、きっと私たちの想像を軽く超えるワクワクを見せてくれるはずだ。
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