世界文化社は、日本競泳界のエース・池江璃花子選手の挑戦と飛躍の軌跡つづった伝記本『池江璃花子(夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記)』を2026年1月22日に発売しました。
水泳を始めた3歳から、オリンピック出場、白血病との闘い、世界水泳2025までをマンガと臨場感ある文章で描いた本書。「池江さんの言葉が心に響いた」「ますます池江さんを応援したくなった」など、全世代の方々から嬉しいお声をいただいています。池江さんに、本を刊行した反響と、「夢をかなえる」ための道のりについて伺いました。(前編はこちら)
──刊行後の反響はいかがですか?
子どもから大人まで、想像以上に多くの方から「読みました」と言っていただきました。レース会場に本を持ってきて「サインしてください」という子がいたり、SNSで「お母さんに読んだほうがいいよって勧めました」という子がいたり。反響が大きくて、ありがたく思っています。
──本の中に書かれていた、「毎晩イメージトレーニングを欠かさない」というエピソードが印象的でした。小学生のころから続けていらっしゃるのですね。
そうですね。実際に泳いでみたら変わっちゃうことがほとんどなんですけど、いいイメージをして、自信をつけるために行っています。
ちょっとでも「勝てる」って思ってレースしたほうが、レースに向かう気持ちも違うじゃないですか。「勝てないのにやだな」って思いながらレースに出るよりは、「チャンスがあるかもしれないから頑張ろう」って思ったほうがいいと思うし。
良いイメージで試合に臨むため、毎日イメージトレーニングを欠かさないと話す池江選手
──「夢をかなえる」ための努力について、どうとらえていらっしゃいますか?
現実的に、なれるものと、なれないものがありますよね。
例えば、「オリンピックで金メダル取りたい」ってなったら、人との勝負だから、自分がどれだけ努力して頑張っても、その勝負に勝てなければ終わりなんですよね。
この本を読む人にも、夢を持って、その夢に向かって努力している方もいると思います。自分が努力を続けていけば達成できるものは、どんどん努力していってほしいです。ただ、アスリートのように特殊な、誰かと競って勝たなきゃいけない分野では、人より努力したからってその夢が達成できるわけじゃない。だからこそ、そこにチャレンジしたいなら覚悟が必要だと思うし、何かを犠牲にしなきゃいけないっていうのはあると思います。
友人と会う時間や、遊ぶ時間を失う覚悟を持たないといけないですよね。それでも達成したいものがあるんだったら、全力で突き進んだらいいと思います。それがもし達成できなかったとしても、私はそれが無駄だとはまったく思わないので。
──挑戦したい夢を持つすべての人に、エールとなる言葉ですね。
私も「今までの努力、無駄だった」って言ってしまうことがよくあります。
その瞬間は本当にそう思ってるんです。でも後になって考えると、人と一緒に競い合った時間、努力した時間、オーストラリアに行って出会った仲間とか、食事とか、これまで経験したすべてに、無駄なことはなかったなと思います。なぜなら、そこに後悔は一切なかったから。
もし達成できなかったとしても、最終的に自分が「充実してたな、楽しかったな」って心から思えていればいいんじゃないかと、私は思っています。
これまでの経験に一切後悔はないと、明るい表情で語った
『池江璃花子』(夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記)
『池江璃花子』(夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記)
発売:2026年1月22日(木)
定価:1,760円(税込)
判型:A5・並製/128ページ
発行:株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10153326.htmlhttps://amzn.asia/d/0cYbW1XA