〔特集〕冬の祭典、応援企画 五輪代表選手から四大陸選手権派遣、現役引退の選手まで 「銀盤(フィギュアスケート)こそ我が人生」 2026年2月6日から22日まで行われたミラノ・コルティナ冬季五輪。今季の戦績や全日本選手権での活躍を踏まえ、2025年12月21日、写真(本文1枚目)の代表選手たちが選出された。メダルが期待される女子シングルの坂本花織選手、男子シングルの鍵山優真選手、ペアの三浦璃来&木原龍一組ほか、銀盤に真摯に向き合う代表選手たちを中心にご紹介。
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【新たな世界へ】今季での現役引退を表明した選手たち
現役時代の輝きを忘れない
国内での順位が明確に決定される全日本選手権はいつも過酷だが、家族や仲間たちが集まって声援を送る、年末の一大イベントでもある。
そんな中、この大会を一区切りとして現役時代に別れを告げる選手たちが、毎年少なからずいる。五輪代表選考の終わりを告げた今回はいち時代を築いた選手たちの現役引退が発表され、悲しみの声が相次いだ。
「氷上に天使がいる」。そんな可憐な舞を何度も見せてくれた三原舞依選手。ダイナミックで潔い演技が魅力の樋口新葉選手。清楚な美しいパフォーマンスをまだまだ見ていたかった江川マリア選手。ノーブルな滑りが持ち味の壷井達也選手。壷井選手と三原選手が所属するシスメックスは、坂本選手も今季での現役引退を表明。寂寥感は拭えないが、今まで多くの感動を与えてくれたスケーターの皆さんの今後に幸多いことを祈っている。
三原舞依選手
氷上に舞う天使儚さと強気の混在が魅力
1999年8月22日兵庫県生まれ。2022年GPF優勝、2017年・2022年四大陸選手権優勝。2017年・2023年世界選手権5位。浅田真央さんに憧れて小学2年からスケートを始める。難病を乗り越えて、銀盤で舞う姿はいつも勇気を与えてくれる。
全日本選手権FS「ジュピター」は127.86点。気力で、ほぼノーミスで演じきった。可憐さ、強さが溢れる愛されスケーターの一人。
樋口新葉選手
ダイナミックで迫力ある演技は唯一無二
2001年1月2日東京都生まれ。2018年世界選手権2位。2022年北京五輪団体戦銀メダル、個人戦4位入賞。北京五輪の個人戦ではSP、FSで3Aに果敢に挑み成功した。両方での成功はバンクーバー五輪の浅田真央さん以来、日本女子2人目。
全日本選手権FS「ワンダーウーマン」で133.59点、合計203.06点。演技後、氷上でしばし大の字になり、現役生活に別れを告げていた。
壷井達也選手
気品ある表現力が持ち味
2002年12月17日愛知県生まれ。2022年世界ジュニア選手権銅メダル。2024年全日本選手権3位。FS終了後に今季での現役引退を表明したが、友野選手、山本草太選手、青木祐奈選手、渡辺倫果選手とともに五輪の補欠に選出されている。
全日本選手権SP「Anniversary」の演技中。今季はジャンプに苦しんだが、スピンやステップは変わらず魅せる。神戸大学大学院に進学予定。
江川マリア選手
踊り心もある清楚さで観客を魅了
2003年12月18日福岡県生まれ。中庭健介コーチに師事。全日本選手権4回出場。明治大学4年生。高橋大輔さんのショー『滑走屋』出演などをきっかけに卒業後はアメリカ・ロイヤルカリビアンの豪華客船でのアイスショーに出演予定。
全日本選手権SP「アヴェ・マリア」64.76点、合計187.29点の13位で現役生活に幕を下ろした。SPのスピン、ステップはレベル4。
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