バレーボール絶対エース対談 2025年に欧州王者へとチームを押し上げた、石川祐希選手。SVリーグと天皇杯の国内2冠に貢献した、髙橋 藍選手。このたび、日本代表においても揺るぎない存在である二人の特別対談が実現した。ロサンゼルス五輪に向かう代表活動を前に語った、2大エースが秘める今の思いとは。
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ロス五輪まで常に表彰台を狙い「勝つ」経験を積み重ねよう

練習の合間では2大エースがリラックスして談笑する場面も。合宿後に行われたネーションズリーグ(VNL)日本ラウンドにて、髙橋選手も躍動した。
──お二人も合流し代表活動が始まります。ロサンゼルス五輪に向けて、どんな日本代表にしていきたいですか?石川 ここ数年、表彰台に上ることが増えてきましたが、そういった表彰台のかかった試合をどれだけ経験できるかが大事だと僕は思っていて。準々決勝より準決勝のほうが経験値は上がります。パリ五輪の前にネーションズリーグ(VNL)で銀メダルを獲ったり、その前の年にも銅メダルを獲って、そうしてパリに行ったけど、ああいう結果だったので、それを超えるためにはもっと経験値が必要。ここから約2年半か。ロスまでの残りの大会でどれだけ表彰台に上れるか。どんなメンバーで、どんな状況で臨んでも、常にファイナルに進めるようなチームになりたいと思っています。
髙橋 祐希さんがいったように、やっぱり勝つ経験を積んでいくことが一番ですし、(表彰台をかけた)そういう場を経験することがオリンピックでの自信にも繫がっていくと思う。もちろん26年にオリンピックの切符を獲ることがまず一番ですけど、25年の大会でも勝つ経験を積んできましたし、全選手がそれを経験値にしていくことが必要だと思います。
──お二人が代表で共に過ごして6年目になりますが、今はお互いにどんな存在ですか?石川 変わんないっすよ。まあ仲はいいかな(笑)。
髙橋 確かに。何でも話せます。祐希さんにしか話せないっていうぐらい、何でも話します。
──弟みたいな感じ?石川 弟とは思ってないですけどね。どちらかというと友達感覚。
髙橋 そうですね。意外と何でも話が合うので。アニメとか、ゲームも似たようなやつをやるし。二人ともイタリアに行っていたというのもあって、向こうで話す機会も多かったし、共通する部分が多かったから話が合いますね。もちろん信頼しているっていうのもありますし。
──髙橋選手が代表入りしたときにはすでに石川選手は日本のエースで、追いかけてきた存在だったと思いますが。髙橋 そうですよ。小学生の頃から見てましたからね。祐希さんが高校バレーで6冠して、代表に入って、というのをずっとテレビで見ていた。だから最初はちょっと緊張しましたけど、ラフに話してくれて壁もなかったので、話せば話すほど……。ほかにリベロの2人、山本智大さん、小川智大さんともすごく仲よくて。僕はトモさん(山本)と同部屋になることが多かったんですけど、祐希さんがトモさんと仲がよくて、それで一緒にいる時間が増えたというのもありましたね。
石川 仲いいんで、小川も一緒の4人で。
──欧州CLの後、Xで髙橋選手が「帰ってきたらお寿司おごってもらお!」と投稿していましたが、お寿司屋さんには?髙橋 そのやり取りがニュースにもなって、祐希さん帰国したら速攻聞かれてるし(笑)。そりゃ行けたら行きますよね。
石川 そうそう、行けたら行きますよ。
──おごる気は満々?石川 おごる気満々っていういい方はちょっと気持ち悪いですけど(苦笑)、ご飯に行ったら、基本的に僕が出すんで。
髙橋 はい。ちゃんと「僕も出しますよ」っていうんですけど、「いい」っていわれるんで、そりゃ先輩を立てないといけないですから(笑)。
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