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【三浦璃来選手&木原龍一選手】世界選手権王者ペアとして迎える五輪シーズン 自分たちらしく、笑顔の演技で高みを目指す

2026.01.05

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2025年3月世界選手権にて2度目の優勝 エキシビションはジャスティン・ティンバーレイクさんの「CAN’TSTOP THE FEELING!」。

世界選手権王者ペアとして迎える五輪シーズン 自分たちらしく、笑顔の演技で高みを目指す 
日本のフィギュアスケート界においてペア史上初の記録を次々に打ち立てている、“りくりゅう”こと三浦璃来選手&木原龍一選手。12月初旬のグランプリファイナル2025では3大会ぶりの優勝。スピード、高さ、パワー、コネクション、高いスケーティングスキルで世界を魅了した。12月19日からの全日本選手権ではショートスケーティングで三浦選手が本番直前に左肩を痛めるアクシデントがあったものの、見事首位に。大事をとってフリースケーティングは欠場となったが、養生して2月のミラノ・コルティナ五輪ではブルーノコーチと3人、明るい笑顔を見せてほしい。

・前回の記事「りくりゅうペア 晴れ着姿で石清水八幡宮へお詣りに」を読む→

世界選手権2025にて優勝。金メダルを手に笑顔のお二人。

世界選手権2025にて優勝。金メダルを手に笑顔のお二人。 22年夏には三浦選手が左肩を脱臼、23年秋から24年初春は木原選手の腰椎分離症で欠場するなど、苦しい日々も経験。そんな中、チーム・ブルーノ(ブルーノ・マルコットコーチを中心とするチーム)とともに辿り着いたのは「どんなときも自分たちらしく楽しみ、笑顔で滑る」という境地。26年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪でも、ポジティブパワー溢れる世界観で観客を笑顔にしてほしい。


挑戦者の心を忘れずに、氷上から“りくりゅう”の世界を届ける

「SPもFSも最高のプログラム。笑顔で滑りたいです」──三浦璃来


「自分たちの手で運命を切り拓いてきたスケート人生を表現したい」──木原龍一

写真/AFP(アフロ)

写真/AFP(アフロ)

GPシリーズ・フランス杯で優勝!弾みをつけてシーズン後半へ
25年10月に開催されたGP(グランプリ)シリーズのフランス杯、FS「グラディエーター」から。優勝会見での和気藹々としたやりとりに、皆ほっこり。お二人の人間性も、黒柳徹子さんはじめ多くの人々に愛される理由だ。

モチベーションが上がるブルーノコーチからの言葉

──GP(グランプリ)シリーズ・フランス杯の優勝おめでとうございます。収穫と課題があったらお聞かせください。

三浦選手(以下、三浦) 今季、チャレンジ・シリーズを含む3試合が終わったのですが、前の2大会ではFS(フリースケーティング)後半のサルコウやスロージャンプで同じ失敗をしてしまいました。重点的に取り組んできた課題が、ここではクリーンにできてよかったです。

木原選手(以下、木原) まだ連続ジャンプやリフトで細かいミスがあるのですが、乗り越えられない課題ではないので必ず修正していきます!

──ブルーノ・マルコットコーチからはどんなお言葉がありましたか?

三浦 フランス杯のFS 練習ではこけてしまったりして結構落ち込んでいたのですが、本番ではミスなく滑り切ることができたんです。そしたら「練習のミスは改善されていたし、僕はできると信じていたよ」と。よく見てくれているコーチのそのひと言が、今後の自信に繫がりました。

木原 終わった直後、ミスしたことに悔しさを拭いきれずにいた僕にも、「改善に向けて取り組んできたことは完璧にできていたよ。今日ミスが出たリフトなどは、まだ集中的にやっていないよね?」と話しかけてくださったんです。新たな課題はここからまた、いい練習を積めばいいんだと納得してスッキリしました。

撮影/麻生えり

撮影/麻生えり

国別対抗戦では貫禄の演技で圧倒
2025年4月に東京体育館で行われた世界フィギュアスケート国別対抗戦2025。キレのある圧巻の演技を披露し、SP「PaintIt Black」で80.99点、FS「Adios」は145.06点でペア1位に。日本チームの銀メダル獲得を牽引。

──2度目の世界選手権王者として臨むミラノ・コルティナ冬季五輪、今の心境をお聞かせください。

三浦 今季は、世界王者であることを忘れて臨んでいます(笑)。22/23シーズンの世界選手権で初優勝した後は、言葉にこそ出さなかったのですが、「世界王者としていい演技をして、もっといい結果を出さなければ」という思いが強すぎて、空回りしてしまった時期がありました。

木原 ブルーノコーチからも「あまり考えすぎないように」といわれたものの、常に頭からスケートが離れず。そしたら全日本選手権2024を見ていた母から、「キス・アンド・クライがお葬式のような雰囲気よ」と指摘されてハッとしました。

三浦 好きでスケートをやっているのにね(笑)。やはり、私たちらしく楽しんで笑顔で滑ることが大切、と原点に帰ることができました。

──五輪シーズンでのプログラムへの思いをお聞かせください。

三浦 SP(ショートプログラム)は2シーズン目なので、カメラにどの瞬間を撮られても合うように滑る、というのが二人のテーマです。振り付けのシェイ=リーン・ボーンさんと細やかにブラッシュアップしたのですが、力強さを意識して演じています。

木原 FSの「グラディエーター」はずっとやってみたかった曲なんです。自分たちで運命を切り拓くというテーマだと解釈しているのですが、思うような結果が出なかったり、怪我に泣かされたり、僕たちもここまで決して順風満帆で来たわけではありません。だからこそ自信を持って笑顔で、自分たちのスケート人生をこの曲に乗せて表現したいと思っています。

三浦 マリーフランス・デュブレイユ先生の振り付けが本当に素敵で、最高のプログラム。滑るたびに、さらによくなると信じています。

木原 トップレベルの選手たちが集結する五輪では、どれだけミスなく滑り切れるかが勝負の分かれ目になるはず。後悔のないよう、日々を大切に積み重ねて過ごしていきたいです。

五輪シーズンの目標を書いた色紙。

五輪シーズンの目標を書いた色紙。

・前回の記事「りくりゅうペア 晴れ着姿で石清水八幡宮へお詣りに」を読む→

主な大会の成績

2019年りくりゅうペア結成
19年全日本選手権優勝
21/22GPシリーズ・アメリカ杯2位
21/22GPシリーズ・NHK杯3位
21/22北京五輪7位
21/22世界選手権2位
22/23GPシリーズ・カナダ杯優勝
22/23GPシリーズ・NHK杯優勝
22/23GPファイナル優勝
22/23四大陸選手権優勝
22/23世界選手権優勝
23/24四大陸選手権2位
23/24世界選手権2位
24/25GPシリーズ・アメリカ杯優勝
24/25GPシリーズ2位
24/25全日本選手権優勝
24/25四大陸選手権優勝
24/25世界選手権優勝
25/26GPシリーズ・フランス杯優勝
〜この後、数試合を経ていざ!
26年ミラノ・コルティナ冬季五輪へ

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年01月号

家庭画報 2026年01月号

撮影/鍋島徳恭 きものコーディネート/相澤慶子 着付け/川上まり子 ヘア&メイク/重見幸江〈gem〉構成・取材・文/小松庸子 取材協力/石清水八幡宮 IMG 日本スケート連盟

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