なぜ支援を続けるのか。子どもたちの変化が原動力に

10年以上、プランを通じた支援を続けるお二人。そのモチベーションはどこから来るのでしょうか。
増田さんは、一度訪れた場所や話した子どもたちの、その後の変化を知ることが原動力になると話します。「地域によっては将来兵士になるしか選択肢のなかった子が、教育を受けるなかで政治家やジャーナリストになりたいというようになりました。自分なりの夢を持てるようになったのです」(増田さん)
角田さんは、「私と話して作家という職業を知り、将来の夢にしてくれたことがすごく嬉しかった。識字教育を受けた男の子が、朝起きて勉強という“やること”があることが幸せだと聞いて、支援に関われる喜びを感じました」と話します。
走るエネルギーが世界の輪を広げる

東京マラソンチャリティでは、寄付先団体に寄付することで、チャリティランナーとして走ることが可能。対談のテーマである「RUN x HOPE」にもかけて、お二人にとっての“希望”について伺いました。
角田さんは、「ただ楽しんで走れること自体に希望があります。走ることが子どもの未来に希望を与えられるのは素晴らしい」と話します。
続けて増田さんは、「人は前に進みたい気持ちがあるから走るんです。走る行為自体が大きなエネルギー。それをチャリティ活動に向けることで、少しでも世界の輪が広がるといい」と支援の持つ可能性を訴えました。
厳しい環境のなかでも笑顔で夢を語る子どもたち。その姿を知った上で、自分にできる一歩を考えることから始めてみてはいかがでしょうか。
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増田 明美/ますだ あけみスポーツジャーナリスト。1964年千葉県生まれ。成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立。1984年のロス五輪に出場。1992年に引退するまでの13年間に日本最高記録12回、世界最高記録2回更新という記録を残す。現在はスポーツジャーナリストとして活躍中。2008年10月、プラン・インターナショナルの評議員に就任。2010年のラオスをはじめ、トーゴ、ベトナムの各活動地域を視察。また、マラソンを通じて途上国の女の子たちを応援する「Run for Girls」やプランの東京マラソンチャリティアンバサダーとして、支援者との交流や途上国支援の重要性を積極的に発信。
角田 光代/かくた みつよ作家。1967年神奈川県生まれ。1990年に『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。その後『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蟬』(中央公論文芸賞)、『かなたの子』(泉鏡花文学賞)、『方舟を燃やす』(吉川英治文学賞)など著書多数。プラン・インターナショナルの支援者として、2009年に西アフリカのマリをはじめ、インド、パキスタン、コロンビア、ヨルダンの活動地域を視察、イギリスを中心とした7人の作家がプランの活動地を取材し書き下ろした短編集『Because I am a Girl』の翻訳も手がける。またバングラデシュにあるロヒンギャ難民キャンプを継続的に訪問し、雑誌等のメディアで文章を発表し続けている。