

2012年、プランの活動を通じて出会って以来、ランニング仲間として交流を続けてきたお二人。執筆で忙しい中でもランニングを欠かさないという角田さんですが、「実は走ることが嫌で仕方なかった」と告白。一人で走っても辛いだけでタイムも伸びず、増田さんに相談したのが転機となったそう。「増田さんと初めて一緒に走ったら、もう楽しくて楽しくて。誰かと汗をかくことの素晴らしさを実感しました」と振り返ります。
増田さんいわく、ランニングフォームには人柄が表れるそう。「角田さんは、前だけを見てひたすら突き進むスタイル。これまで執筆されてきた作品も、そうやって熱量を凝縮させて生み出されたんでしょうね」と感心します。

そんなお二人は、プランの支援者として、継続的に活動地を訪れています。増田さんが初めてラオスを訪れた際、最初は子どもたちに警戒されてしまったそう。
「なので、遠くに見えるあの山まで走ろうと呼びかけて走ってみたら、子どもたちが笑顔で追いかけてきたんです。走り終えたころには心を開いてくれて、自分や家族のこと、足りない物資などを聞くことができました」(増田さん)
角田さんは、バングラデシュにあるロヒンギャ(ミャンマーのイスラム少数民族)の難民キャンプを訪れた際、厳しい現実に直面したそう。
「バングラデシュをはじめ、イスラム圏では、街を走っていても、女性がランニングウエアのような肌を露出した格好で走っているなんてことはありませんでした。青空の下で女性に写真を撮らせてもらうことすら難しかったです」(角田さん)
活動地の中には、いまだに男尊女卑の風潮が残る地域もあり、女性が家庭や社会で抑圧され様々な機会を奪われています。そんな女性たちを援助するため、プランは教育や医療へのアクセス改善、児童婚の防止、健康教育などを続けています。

角田さんは、ロヒンギャ難民キャンプ内では女性たちへの英語のレッスンなどを視察し、ホストコミュニティの小学校では女生徒専用施設の見学をおこなったそう。現地を訪れると、意外にも無邪気に楽しむ学生の姿がありました。
「社会的な制限が多いなかでも、本人たちはエネルギーに満ちていました。彼女たちが懸命に生きる姿をもっと知ってほしい」と願います。

写真提供:プラン・インターナショナル