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【家庭画報独占 Q&A】1500メートル 5000メートル 田中希実(たなかのぞみ)選手/東京2025 世界陸上

2025.09.11

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〔特集〕感動の一瞬がそこに 東京2025 世界陸上 いよいよ世界陸上競技選手権大会、通称世界陸上が始まる。陸上競技49種目の実力者たちが、世界中から国立競技場に集結。自身の限界に挑むトップアスリートたちの姿からもらえる勇気と感動は、はかり知れない。今特集では、注目のアスリートや観戦に役立つ情報をご紹介。34年ぶりの東京開催を満喫しよう。前回の記事はこちら>>

・特集「感動の一瞬がそこに 東京2025世界陸上」の記事一覧はこちら>>>

世界と戦う、アスリートの女神たち

国際大会では女子の陸上競技において、マラソン以外厳しい戦いが続いていたが、やり投の北口榛花選手が優勝し、 田中希実選手が入賞するなど、期待のトップアスリートたちが登場。東京で、世界が変わる瞬間の目撃者になろう。

【1500メートル5000メートル】田中希実(たなかのぞみ)選手

7月の日本選手権にて1500メートル、5000メートルで優勝。

【1500メートル 5000メートル】田中希実(たなかのぞみ)選手

たなか・のぞみ●1999年兵庫県生まれ。同志社大学卒業。New Balance所属。2025年8月現在、女子1000メートル、1500メートル、5000メートルほか13の日本記録保持者。世界陸上は19年ドーハ、22年オレゴン、23年ブダペストに続く出場。

心を揺さぶる渾身の走りで13の日本記録を樹立

国内の中長距離走ではもはや最強。人々の夢と希望を体現するべく、ひたむきに走る姿は胸を打つ。田中選手の書き下ろしで、思いをお届けする。

Q 世界陸上とはどのような大会ですか?

A 常に挑戦や学びの機会を与えてくれる舞台だと考えています。結果以上に、自身の陸上競技との向き合い方がその都度問われるような経験を、どの大会でも積むことができました。

ドーハでは、初出場で思いがけず大幅な自己ベストで決勝進出することができ、一番楽しかった世界陸上です。出るだけではなく、出たからには何か足跡を残すことの喜びを知りました。オレゴンでは3種目に出場し、ドーハとは打って変わって、3種目とも納得のいく結果を残せませんでした。だからこそ、心身ともにきつくても、たとえ結果が出なくても、自分が選んだことに最後まで向き合う苦しさ、大切さを知りました。

ブダペストでは、オレゴンに引き続き、自信を持っていたはずの1500メートルで戦えず、数年で開いた世界との差を痛感しました。5000メートルでは、自信を喪失した中、支えてくれた多くの方々の言葉に救われて、その言葉を拠り所によい成績をあげることができました。自分より他者の存在を意識することで、初めて自分を許せることもあるのだということを知りました。

Q 過去の世界陸上で印象深い選手は?

A なんといっても私が初めて出場したドーハから、複数種目チャレンジを始めたシファン・ハッサン選手が印象に残っています。彼女はそれまでも強かったですが、伝説的な活躍はドーハから始まったのではと思います。オレゴンでは泣いている私を慰めてくれたり、ブダペストでは予選ですぐ後ろを走らせてもらい、日本記録を出せたことや、決勝の後は、入賞を讃えてくれました。 またドーハでは、同じ5000メートルを走ったドイツのコンスタンツェ・クロスターハルフェン選手が黒人選手をおさえてメダルを取ったことで、人種に関係なく世界で戦っていける可能性を感じられたことが大きかったです。

Q 今大会への思い、目標は?

A 東京世界陸上は、陸上競技を通して日本と世界が繫がれるまたとない機会だと思います。自国の選手を応援するだけでなく、同じ人間としての可能性を他国の選手にも見出していただきたいですし、いろいろな国の人々と一緒に応援する喜びを感じていただけることにかけがえのない価値を感じます。 日本には陸上競技を観戦する文化があまりないので、これを機に、日本中、世界中の陸上競技大会に興味を持っていただけたらすごく嬉しいです。私自身も、世界に目を向け、走りを通して日本を発信する姿勢を示したいです。

一方今私は、地道に、スピードとスタミナの両面から底上げしていくことを、これまでどおり続けています。

7月の日本選手権前までは、なかなか練習の成果をレースで結実させられず、練習で本当に力がついているのかさえ信じられなくなり、世界陸上に出られるかどうかも不安でした。

今も、地道な練習の成果を感じられるレースでの場面は、ダイヤモンドリーグ・ロンドン大会のように時々しか訪れませんが、チリも積もれば山となる瞬間を世界陸上で味わいたいと、祈るような思いです。ただ、いかんせんまだチリなので、いつ崩れるかわかりません。今は質、量ともに無理に上げず、地固めに集中しています。

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

※田中選手の特別Q&Aの続きや織田裕二さん単独取材などの世界陸上関連の記事を、「家庭画報.com」に掲載します。詳しくはこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2025年10月号

家庭画報 2025年10月号

撮影/鍋島徳恭 構成・取材・文/小松庸子 取材協力/日本陸上競技連盟

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