〔特集〕感動の一瞬がそこに 東京2025 世界陸上 いよいよ世界陸上競技選手権大会、通称世界陸上が始まる。陸上競技49種目の実力者たちが、世界中から国立競技場に集結。自身の限界に挑むトップアスリートたちの姿からもらえる勇気と感動は、はかり知れない。今特集では、注目のアスリートや観戦に役立つ情報をご紹介。34年ぶりの東京開催を満喫しよう。
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世界と戦う、アスリートの女神たち
国際大会では女子の陸上競技において、マラソン以外厳しい戦いが続いていたが、やり投の北口榛花選手が優勝し、 田中希実選手が入賞するなど、期待のトップアスリートたちが登場。東京で、世界が変わる瞬間の目撃者になろう。
写真/YUTAKA〈アフロスポーツ〉
【やり投】北口榛花(きたぐちはるか)選手きたぐち・はるか●1998年北海道生まれ。日本大学卒業。JAL所属。女子やり投日本記録保持者(67.38メートル)。小中学校では競泳、バドミントンで全国大会出場。高校進学後、やり投を始め2か月後の北海道大会で優勝。2023年世界陸上ブダペスト大会・24年パリ五輪優勝。
気迫の投てきと愛くるしい笑顔で、世界を魅了
日本で「やり投」がメジャーな競技の一つになったのは、北口榛花選手の存在が大きい。2023年8月、世界陸上ブダペスト大会で頂点に立つと、9月にはダイヤモンドリーグ・ファイナルでも優勝し、日本人初の年間王者に選出。24年のパリ五輪では見事に金メダルを獲得した。
弾けんばかりの笑顔がトレードマークだが、18年頃はケガや指導者の不在で低迷したことも。「世界で一番飛ばせるようになるには、世界で一番飛ばしたことのある選手がいる国で習ったほうが早い」と一念発起。19年、やり投の強豪国チェコ共和国に練習拠点を移し、デイビッド・セケラックコーチに指導を仰ぎながら道を切り拓いてきた。
「自分が必ず歴史を作ると決めて、ここにやってきた」。初の世界女王になった、23年世界陸上での言葉だ。今回も、気迫溢れる投てきで新たな歴史を作ってくれるだろう。
(次回に続く。
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