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よき仲間、ライバルの大学同級生コンビ(三浦龍司選手・村竹ラシッド選手)/東京2025 世界陸上

2025.09.08

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「高いハードルを自分の最速でロスなく跳ぶ。ラシッドの技術はすごいです」──三浦龍司

マネージャー兼コーチの誕生日に、コーヒーを淹れる道具一式を贈るなど、周囲への感謝を忘れない。

マネージャー兼コーチの誕生日に、コーヒーを淹れる道具一式を贈るなど、周囲への感謝を忘れない。


三浦 ラシッドが自分の殻を破りながら、着実にステップアップし続けている姿を見ていると、僕もそうありたいと思わされます。110メートルハードルのハードル(高さ106・7センチ。3000メートル障害物の障害物は高さ91・4センチ)は僕からするとすごく高くて、胸くらいまである感覚なんです。それを自分の最速でロスなく跳んでいくのは、すごい技術だと思います。

「3000メートルを走りながらごつい障害物を越えていく。龍司のレースは過酷です」──村竹ラシッド

長時間睡眠が活力の源。取材後、夕方にもかかわらず、三浦選手から「おやすみ~」といわれ、笑っていた。

長時間睡眠が活力の源。取材後、夕方にもかかわらず、三浦選手から「おやすみ~」といわれ、笑っていた。

村竹 3000メートル障害物の障害物は高さだけでいえば余裕なんですけど、とにかくごつい。それを3000メートル走りながら35回も越えるのは過酷だと思います。自分なら一つ目のハードルまで持ちません。それと、水濠が謎。なんで濡れなきゃいけないのか。

三浦 僕も最初は思いました。なんで水に浸かる場所があるのかなって。陸上競技で水に接するのはサンショー(3000メートル障害物)だけです。

──本番当日は、どのようにして集中力を高めていきますか。


村竹 大体、スターターの「オン・ユア・マークス(位置について)」の声が聞こえたところで集中します。

三浦 そこは全然違いますね。僕はアップを始める10~20分前から徐々に集中力を高めていく感じです。

村竹 いや、それ以前も全く集中してないわけではないんですよ。スタートだけで0.01秒削れたり、遅れたりするので、その瞬間に最大限の集中力を発揮するという意味です。

三浦 短距離と長距離ではスタートの重みが違いますからね。僕はちゃんと「パン!」という号砲を聞いてからスタートします(笑)。ゴール前で競り合ったとき、胸を出して一瞬でも速く、となるのは長距離も一緒ですが。

──ゴール後の三浦選手は冷静な表情のことが多く、村竹選手は感情を表に出している印象があります。

三浦 高校時代、ガッツポーズなどのゴールパフォーマンスはあまりよろしくないと教えられて育ったのが大きいかもしれません(笑)。僕自身があまりそういうのが得意じゃないというのもありますね。

村竹 そこは真逆ですね。僕の高校は「やりたいようにやれ」という感じでした。ゴールパフォーマンスをすると仲間が盛り上がるので、いい記録が出たときはやっちゃいます。

──ゴール後も注目ですね。まもなく開催される東京2025世界陸上は、どういう意味を持つ大会ですか。

三浦 自国開催の国際大会が、五輪から世界陸上に姿を変えて戻ってきたような感覚で、自分がこの4年間でどれだけ成長できたかを確認できるチャンスだと思っています。お客さんの応援があるのは、無観客だった五輪と大きく違うところなので、結果にこだわりつつも楽しみたいです。

村竹 これまでの世界陸上は、2023年のブダペストはケガで出られず、その前年のオレゴンは予選落ち。苦い思い出が多いので、リベンジの意味合いが強いかなと思います。あとは、何より自国開催に対する強い思いもあります。他国の選手に比べたらアドバンテージがあるので、結果を出すチャンスだと思ってます。

──最後に目標を教えてください。

三浦 目標はメダル獲得と、日本記録である自己ベストの更新です。

村竹 自分もメダル獲得と、あとは12秒台を出すことですね。12秒台ならメダルはほぼ確実だと思うので、決勝の舞台で出せたら最高です。達成できるように頑張ります。

気心の知れたお二人は、誕生日が数日違いの午年生まれ。9月の国立競技場では、駿馬のごとき力強くしなやかな走りと跳躍で、満員の観衆を沸かせてくれるに違いない。

7月、遠征先のモナコにて。 写真提供/JAL

7月、遠征先のモナコにて。
写真提供/JAL

素顔が見えるQ&A

三浦龍司選手

Q 理想の睡眠時間は?
A 7時間半。夜ふかしをしなくなったので、大体毎日それくらいは取れていると思います。

Q レース前にいつもすることは?
A 自分がよかったときのレースの動画を見返して、いいイメージを膨らませて試合に臨むようにしています。

Q 東京2025世界陸上で、ほかの種目を観戦する予定はありますか?
A 5000メートルをはじめ、どの種目も面白いので、チャンスがあればいろいろ観戦したいです。

村竹ラシッド選手

Q 理想の睡眠時間は?
A 2度寝を含めて半日。寝れば寝るほど元気になるので、休日は大体そのくらい寝ています。

Q 過去の世界陸上で特に印象に残っている選手は?
A 2019年ドーハ大会110メートルハードルの高山峻野選手。準決勝ではスタートから凄まじい走りで、わくわくしました。

Q 東京2025世界陸上で、ほかの種目を観戦する予定はありますか?
A 応援も兼ねて、観られるものは全部観たいです!

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2025年10月号

家庭画報 2025年10月号

撮影/鍋島徳恭 取材・文/清水千佳子 構成/小松庸子 取材協力/日本陸上競技連盟

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