連載「心をほどく、和の調べ」 10月は「篠笛(しのぶえ)
選=日本和楽器普及協会
文=石髙万紀子(篠笛奏者)篠笛は、女竹(篠竹)という細長い竹に唄口(吹き口)と指孔をあけ、割れ止めに籐を巻き、中に漆を施して仕立てられます。演奏技法として特徴的なのは、西洋管楽器のように舌で音を区切る「タンギング」ではなく、指で孔を打って音を区切る「指打ち」。同じ音が連続したときに用いることで、特有の軽やかな音色を生み出します。
こうした指の繊細な動きや息遣いによって、祭囃子のように澄み渡る高音から、情緒あふれる深みを帯びた柔らかな音色までを奏でます。その響きは凜としつつもほのかに温かく、空間にさまざまな余韻を残します。
こちらから演奏をお聞きいただけます。https://youtu.be/SJkFrlB_QkM?list=RDSJkFrlB_QkM篠笛奏者、石髙琴風が作曲した「孤山の月」を篠笛と尺八の二重奏で。篠笛の高音域の旋律から始まるのが印象的。
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