[特別対談]江原啓之さん(スピリチュアリスト)+鶴田光敏さん(小児科・東洋医学専門医)この世でもあの世でも幸せに生きるために 人は死んだらどこへ行くのか? 本誌2024年5月号の特集「死んだらどうなる?」は、死後の世界を見据えて今世をしっかり生きるうえでの指針になったと大きな反響を呼びました。第2弾の今回、案内人である小児科医・鶴田光敏さん(写真左)の対談相手として登場くださったのは、日本のスピリチュアリズムの第一人者、江原啓之さん(写真右)。お二人が紡いだ金言の数々は、今世でも来世でも幸せに生きるうえで、きっと支えになるはずです。・
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師匠の教え、「利他の心」こそスピリチュアリズムの真理
鶴田 日本心霊科学協会に通うようになって寺坂先生と出会い、イギリスで学んだことが今の江原さんに繫がるわけですが、江原さんにとっての寺坂先生はどのような存在だったのでしょうか。
江原 師匠でもあり、母のような存在でもありました。私は寺坂先生、佐藤永郎先生といった本物の霊能者や優れた心霊研究家との出会いにより、「この世を生きるうえでスピリチュアルな世界を知ることは何よりも大切。人生は今世の死によって終わるわけではないのだから」という真理に導いていただきました。
鶴田 私たちは、死後の世界があること、この世でよりよく生きることがあの世でも幸せに生きることだという前提で、今世の修行に向き合っているわけですが、江原さんの書かれた『霊学』を拝読したところ、私が究極の師と仰ぐ中川昌蔵先生が語られていた、死後の世界やたましいのゆくえといった話がかなり重なっているんです。辿り着くまでのアプローチはそれぞれでも、やはり真理は繫がっているのだと得心しました。
江原 私は中川先生とは面識がないのですが、臨死体験後にこの世に戻られ、真摯に活動なさっていたと存じています。
鶴田 中川先生は、大阪の日本橋に中川無線電機という家電量販店を興して社会的な成功を収めたのですが、60歳のとき、原因不明の病気で倒れられて。ご家族が集められ「ご臨終です」と医師から宣告されているとき、「この人の使命はまだ終わっていない」という異次元の声、いわゆる守護霊の言葉で覚醒し、この世に戻ってきた経験をされています。戻られてからは会社経営を後進に譲り、ご自身は「人は何のために生きるのか、どうすれば幸せになれるのか」と、たましいの波動を上げるためのテーマを多くの人たちに伝え、さまよう浮浪霊や憑依霊を天に戻す活動をなさっていました。
江原 「臨死体験は脳が作り出す幻覚だ」とする説もありますが、死の瀬戸際から戻ってきた盲目の女性が、手術中に見た医師や手術室の様子を的確に語ったり、存在を知らなかった亡き姉妹から現世に戻る手助けを受けた人がいたり、といった事例が世界中にあるので、臨死体験はたましいの存在とあの世があることを示唆していると私は思っています。
鶴田 おっしゃるとおりですね。中川先生は、ご自身が経験された死に際の様子や死後の世界について、リアルに語ってくださいました。この度、中川先生が残された講演テープを編集して『死んだらどうなる?』という本にまとめましたので、関心がある方はぜひご一読ください。私が標榜している「幸福のソフト」という5項目からなる、たましい磨きの指針があるのですが、これは中川先生が語られていた4項目に、私が最後の一つを付け加えたものです。徹底的に利他の生き方を貫く中川先生の姿勢から、多くのことを学ばせていただきました。
鶴田さんが大切にされている指針
「たましいの波動を上げるには中川昌蔵先生が提唱された『幸福のソフト』を毎日5分間見て、右脳にインプットするのがおすすめです。頭で考えている間は波動が高まらないので、たましいに刷り込むことが大切。私が追記した『温厚にしようと想う。』は怒りや恨みが特にたましいを傷つけることから、温厚の大切さを説きました」と鶴田さん。
江原 どうすれば人の役に立てるのか? どうすれば人類の霊性向上に繫がるのか? 私も常にそれを考えながら生きています。「利他愛」こそがたましいの向上に何より大切で、スピリチュアリズムにおける真理を求める者が持つべき姿勢ですよね。聖人、宗教者、霊能者を見極める鍵は、霊的な力があることではないのです。どれだけ利他愛に根ざして生きているかという生き様に、霊格の高低が現れるのだと思います。
鶴田 江原さんは協会をはじめ、震災で被災されたお子さんのサポートをされたり、著書の印税でカンボジアに幼稚園を作るなど、多種多様な支援活動をされているそうですね。
鶴田光敏 Mitsutoshi Tsuruta1954年愛知県生まれ。小児科・東洋医学専門医。つるた医院院長。2026年8月、公益財団法人日本心霊科学協会理事長に就任。漢方薬にも通じており、東西両医学の観点で診療を行っている。究極の師と仰ぐ中川昌蔵さんの教えを広め、残すことを使命としている。『来世をどう生きるか』『幸福への波動』(ともに文化創作出版)、『死んだらどうなる?』(世界文化社)など。
江原啓之 Hiroyuki Ehara1964年東京都生まれ。スピリチュアリスト、心霊研究家、オペラ歌手。一般財団法人日本スピリチュアリズム協会代表理事。公益財団法人日本心霊科学協会常務理事。吉備国際大学客員教授。1989年スピリチュアリズム研究所を設立。『霊学』(国書刊行会)、『人はなぜ生まれいかに生きるのか』(ハート出版)など著作は100冊を超す。
(次回へ続く。)
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